大好きなあなた【紫】 (ページ49)

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残りの時間を、

いつ終わってしまうのか分からない

この、限られた時間を

どう過ごすか、、

私は迷っていた。

でもひとつ、

紫耀くんに伝えておきたいこと、

また忘れても、また思い出しても、

私はこの言葉をあなたに伝えたい。

「紫耀くん！お手紙書いたんだけど、、

好きな時に読んでね！！」

紫「え、うれしい！ありがとう

いつでもいいの？」

「ん〜、、一応、私のこと忘れる前に、読んでね？」

紫「分かった。」

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紫耀side

Aから貰った手紙

俺がまた今度いつ、Aを忘れてしまうか

そんなの分からないから、

今すぐに、この手紙を読みたくて、

白い封筒を開いた

／

紫耀へ

あなたに出会って

私は運命よりも、奇跡を信じるようになりました。

あなたは私にとっての奇跡でした。

大切な気持ち、心から思うこと

伝えきれずにもうお別れが近づいているんだろうな

結局、あなたが幸せなら、

それだけでいいと思った

あなたがしてくれた約束

忘れないよ

あなたがいた毎日、

ただあなたが当たり前に

私を幸せにしてくれた日々

多分、私の青春があなたと見た景色だった

あなたがいた時、

二度と戻せないあの時を

どれだけ時が経ったとしても宝物だよ

いつまでも、心に残り続けます

あなたと出会えたから

知れた感情があって

あなたを好きになったから

分かったことが数えきれないほどありました

あなたがいたから

明日を生きようと思えました

沢山、私を救ってくれてありがとう

沢山、夢を見せてくれてありがとう

沢山、笑顔にしてくれてありがとう

言葉にできないほど、本当に、ありがとう

あなたといた瞬間の全てが、本当に奇跡みたいで、

私はずっと、幸せでした。

大好きでした。大好きです。

あなたにとっても、今までの時間が、

そして、これからの人生も、

幸せであったらいいなと、思います

反省はしても、

後悔はしないでいてくれたら嬉しいです。

ただ、ただ、ありがとう。

愛してるよ、紫耀くん。

Aより

／

俺は、この手紙を読んだ次の日、

またAの記憶を無くした