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紫耀side
俺は何も知らなかった、、、
Aのこと、なんにも。
そして、ジンのことも、。
Aにまた出会えたこと、
本気で奇跡だと思った。
もう絶対に、離したくない。
これから先ずっと、Aと一緒にいたいと、
心から思った。
でも、全てが突然、変わり始めた。
メンバーにAのことを話した。大切な子だって。
でもその時、唯一、ジンだけは
何か考えているような顔だった。
その後すぐにジンから、2人で話したいと呼ばれた。
そこで、ようやく俺は全てを知ったんだ。
これまでのA、
Aとジンの、これまでのことを。
ジンは心からAの幸せを願ってた。
あんな顔を見るのは、初めてだった。
ジンは俺に、Aと幸せになって欲しいって、、
でも、正直、ジンとAは好きなままだったのに
どうしようもない理由だけど、
忘れちゃうからって、
俺がAと一緒にいて良いのか、。
きっと、Aが言っていた、感じていた
、あの寂しさは
ジンがいないからだと思った。
でも、俺だけが悩んでいても、意味ないって思った。
ジンは教えてくれた。ちゃんと俺に。
もしまた、Aがジンを思い出したら、
その時に、Aの気持ちを聞くべきだって
Aの選ぶ道を、俺も選ぼうと思った。
ついにAからジンと2人で話したいって来た時、
俺は覚悟を決めた。
どうなっても良い。ただAが幸せになれば、。
「おかえり、A。ちゃんとジンと話せた？」
「うん。話せたよ。ゆうたから、紫耀くんは全部聞いてたってことも聞いた。、、、もう私のこと、
好きじゃないのかな？紫耀くん」
「俺、一生好きだよ。Aのこと、
これまでもこれからも、ずっと。
でも、Aは？全部知って、思い出して、
今は誰のことを想う？
俺は、Aが選択した方を、、尊重するよ。」
そう言うと、
今までで見たことのない顔をAはしてた
「今、私が好きなの、紫耀くん以外、いない。」
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作者名：a | 作成日時：2022年3月9日 1時
