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まだ肌寒い日々が続いている今日
私はまたお昼頃に目を覚ました
「ふぁ、、おはよー」
母「もう〜またこんな時間までねてたの？？」
「いーじゃん休みなんだから」
母「じゃあちょっと頼み事あるんだけどさ、」
「たのみごと？」
聞いてみたら有名なヒレカツのお店でテイクアウトを始めたという話を聞きつけたお母さん
家の用事で忙しいから、私に買い物を頼みたいという
ヒレカツとかあんまり好きじゃないからと最初は乗り気ではなかったがメンチカツがあると聞き、
メンチカツには目がない私は簡単にこの要望を聞き入れた
簡単に身支度をすませてお店へむかっていく
お店に着くと有名店とだけあってかなりの行列だった
「わぁ、これ並ぶしかないもんね、、よし！」
寒さに耐えながら並ぶこと1時間
遂に私の買う順番が回ってきた
2人家族だから、それぞれ一個ずつあればいいっかな
有名なら私も一個くらいヒレカツたべてみよっと
「ヒレカツ2個と、メンチカツ2個ください。」
店員「お客さんラッキーですよ！うちのヒレカツ今日はこれで最後なんで！！ありがとうございました〜！」
袋の中を覗くと美味しそうな見た目をしてた
「お〜！いい匂いー。」
店員「申し訳ありません！ヒレカツは今のお客さんで売れ切れになってしまって…」
？「えっ！？そうなんですか。。じゃあまた来ます、。」
私の後ろに並んでた男性がすごく悲しそうに肩を落としていた。そんなにこのヒレカツ食べたかったのかな。
私別にヒレカツ好きじゃないのに買っちゃってて申し訳ないな、、
「あの〜、もしよろしければこのヒレカツ１つお譲りしましょうか？」
？「えっ！いいんですか！？、本当に！！？本当にいいんですか！？」
わぁ、この人凄いリアクションいいな
こんなに喜んでくれるならむしろ全然貰って欲しい
「はい！全然いいですから！どうぞ」
？「ありがとう！！」
ヒレカツを渡すとその人の目がみるみる輝いてホントに嬉しそうにしている
マスクをしてて顔は見えないけど、年上かな?
雰囲気だけでなんかカッコいい感じすごい
彼氏なんかできたことがない私は男の人と接するのは苦手なはずだけど、
この人はなんか良い人っていうのが伝わってきた
何度も感謝を伝えられて、ヒレカツ１つでここまで言われると何か良い気分になって私は家に帰った
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作者名：a | 作成日時：2022年3月9日 1時
