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泣いてはいないだろうか…この人は紳士なところもあるけれど、人１倍愛に貪欲なのはこの数ヶ月で痛いほどわかっているつもりだ。
下を向いて動かないダルメシアを心配しつつゆっくりと近づいていく
『ダルメシアさん…？』
ｸｽｯ
え？
ｶﾞﾊﾞｯ！！
｢ようやく言ってくれたなぁー！！！僕も大好きだ！！！愛してるぞぉー！！｣
泣いていると思っていた男から突然抱きつかれて愛の告白をされる。
『えっと、ダルメシアさん泣いてない…？』
｢あぁ！当然だろ！僕だって男だぞ！｣
『でも、さっき…』
｢AがなかなかOKしてくれないから仕方なくだ！｣
！
だまされた…？？？？
｢あ！一応言っとくけど、君が僕のことを好きなのは本当に知ってたぞ！｣
｢そんなの匂いでわかる｣
『いつから、とかきいてもいいですか…？』
｢初めからだ｣
｢匂いもそうだけど、Aはわかりやすいね。さっきもすぐ騙されていたし。すぐ詐欺に合いそうだな。まあこれからは僕が君のこと守ってあげるから安心してね。｣
『は、はぁ…』
驚きの連続すぎて頭が処理するのを拒否し始めている。
｢ってことで、パートナーなら同じベッドでもいいんだろ？一緒に寝よう！｣
『え！？同じベッド！？』
｢そーだよ。君が言ったんだ。パートナーならいい、って｣
『そーいう意味じゃなくて！パートナーでもない男女がって言うのは駄目ですよっていうはなしであって…！』
｢あーもううるさいなぁ。｣
耳を片手で塞ぎ仕草をしながら私を黙らせるように包み込み耳元で囁いた
｢もう黙って。君と結ばれたことを実感したいんだ。…今日くらい僕のわがままきいてよ。｣
『…いつもわがままばかりの癖に、』
反則行為に私は下を向き小声で愚痴ることしかできなかった
｢じゃあ後もう一つくらいわがままきいてくれる？｣
『ﾊｧ…もういいですよ、何個でも聞いてあげますから、なんです…っ！』
赤い顔を隠すことも諦めて、顔をあげながら催促の言葉を言おうとしたが、言い切る前に言葉は彼に飲み込まれてしまった
唇に感じる柔らかい感触でキスだとわかる
｢へへ、君の初めてだと嬉しいな｣
照れくさそうに笑いながら居住いを正し
｢A好きだよ。改めて、僕のものになって…？｣
『っ…仕方ないのでなってあげます…！///』
騙されてハメられても、私は貴方を知るたびに更に愛してしまうのだろう。
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とらのすけ(プロフ) - 落ちはダルちゃんでお願いします (2018年12月22日 8時) (
レス) id: 2746e032e5 (このIDを非表示/違反報告)
anelia(プロフ) - オザワルドさん» コメントありがとうございます！更新途切れ途切れになるかも知れませんが、これからもよろしくお願いします！ (2018年5月8日 17時) (レス) id: 051735d4ed (このIDを非表示/違反報告)
オザワルド - いつも楽しみに待ってます！がんばってください！！ (2018年5月3日 23時) (レス) id: 9d9766f97f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：anelia | 作成日時：2017年9月24日 6時
