お名前 ページ10
結果論としては、彼が先生に怒られることをしたいと言い出したにも関わらず、何故か私がショッピくんの学校へ忍び込むこととなった
これは怒られるのは私ではないか……？何ていうのは約束から今日まで何度も思ったが、当日になったら諦めが勝った
スマホのインカメで自分の身だしなみを確認する
『(前髪よし、身だしなみよし、汗も大丈夫)』
少し深呼吸をして身を落ち着かせたあと、校門前で彼を待った
syp「A、」
身を落ち着かせた。なんてほざいたに関わらず、私は彼の制服姿を見た途端大いに動揺を隠す術を失った
何気に、ショッピくんと会う際は私服がほとんどだったためギャップ。とやらが凄かった
『っあ、お、はよう！』
syp「おはよ」
半袖のシャツから覗く細い腕
スラリと伸びた体の、細いウエストを巻くベルト
考えることが変態的と言われたのならば否定はできない
だがかっこいいことは紛れもない事実で心のなかで密かに拝んだ
ニヤケを隠すために次の言葉を紡いだのは私、
『ショッピくん、朝弱いとか聞いたけど意外と早い時間でもいつも通りなんだね』
すると、彼は口元を押さえて私を見つめた
あれ、私はなにか言ってはいけないことを言ったのだろうか。
自分の言葉を思い返してみても、特にそれといった問題発言はない……はず、
強いていえば朝弱いとか聞いたけど〜とか…………
……………煽りって思われちゃった！？！？
『え、いや！！！今には言葉の綾で「ショッピ………くん、」』
『え、』
発された言葉は、自分の名前。
それもくんの敬称つきで
『ど、うかした？』
syp「いや…………………ん、ねぇA」
少しの間、
syp「そろそろ呼び捨てで呼んでくれへん？」
『はぇ、？』
彼の優しい声色とは対極に、私の声は激しく素っ頓狂であった
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和葉(プロフ) - 小説書けるのか、、、つまりけんちょは最強？！ (11月26日 6時) (
レス) id: 409f66c709 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 画力がある方って文才も持ち合わせているんですね！表現の仕方めっちゃ好きです！ (11月25日 21時) (レス) @page1 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健康体; | 作成日時：2023年11月25日 20時
