共犯 ページ9
ベンチから腰を持ち上げたショッピくんは私の前に立った
座る私から見れば、今は見下されている状況
syp「楽しそうやんな。それ、」
ふわふわと茶色の髪が揺れる
瞳は私の本心まで覗きそうなほど輝いている
口元は綺麗な弧を描いた
耐えられなくなった私は、助けを求めるかのようにさきほどまでショッピくんを挟んで隣だったチーノを見た
『(ど、どどどどどどうしよう！！！チーノ！！！)』
『っあれ！？チーノ!!?？』
こつ然と消えていたことに、今気づいた
いや決して彼の存在が脳から除去されてたとかそういうのではない。まったく。
syp「チーノはさっき自販機行ったで」
『っえ、あ、いつの間に！？』
syp「で、決行はいつ？」
『んぇ』
彼が一人で行う事なのに、私が日時まで指定してのお膳立てをするのか？
ショッピくんが面倒くさがりなことは周知の事実だが、流石に彼にも彼の予定があるだろう。
私がショッピくん予定を把握しているかと問われたらほとんど、いや、ほぼすべて知らない
我が身のご予定を把握している自分が決めれば良いだけなのに。
『えっと、それは………ショッピくんの自由にした、ら、……いいんじゃないかな。』
syp「え、何さも俺だけがやるみたいに言っとるん」
syp「言い出しっぺはそっちなんよ？もちろんAもやるに決まっとるやろ 」
いたずらっ子に口角を上げ、笑う
彼の顔に見惚れ、手を取ってしまった時点で私も共犯者だ。
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和葉(プロフ) - 小説書けるのか、、、つまりけんちょは最強？！ (11月26日 6時) (
レス) id: 409f66c709 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 画力がある方って文才も持ち合わせているんですね！表現の仕方めっちゃ好きです！ (11月25日 21時) (レス) @page1 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健康体; | 作成日時：2023年11月25日 20時
