熱 ページ5
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cn「ふーただいまー。ってあれ、お前ら仲良くなったん？」
syp「ん。まぁ打ち解けはした。よな？
AさんDDRするんやってな」
cn「あーこいつ優等生みたいな顔しとるけどガチ勢やもんな。………………って、A？どないしたん？」
『へ、』
cn「顔、めっちゃ赤いで」
素っ頓狂で裏返った声
じわじわと顔の中心に溜まる熱に自分でも驚く
自分の間抜けな様を見られたくないが故、咄嗟に俯いた。
その視界の端で見えるのは、彼の紫のジャケット。
たったそれだけですら、ぶわりと手汗がでそうだった
彼の視線を、ぴりぴりと肌で感じる
きっと今、彼の顔を直視してしまったら倒れてしまうだろう
赤く染まった顔を隠すように私は前に立つ二人の後ろに回り、ぐいぐいと背中を押した
『やっ、なんでもないよ！！あっ、ほらほら、そろそろお昼ご飯食べ行こ！』
cn「あ！おい！押すなって！わかったから！」
syp「チーノ俺魚食べたーい」
『わ、私も和食食べたい！』
cn「な”、俺の奢り！？」
『決まってるでしょ！』
いつまで経っても、熱は冷めることなく籠もり続けた
＿＿＿
夕暮れ時、空は茜色に染まる
地に３つの影が黒く伸びていた
電灯の光がジジジと音を出していた
『じゃあ、私こっちだから』
cn「ああうん。またな」
syp「あ、○○書店ってそっちっすよね。俺用あるんで一緒行っていいすか」
『え、』
背を向けてそのまま真っ直ぐ帰ろうと思っていた
が、ショッピさんの「一緒」という言葉で時が止まったように私の気管の機能は強制ログアウトされた
cn「ショッピもそっち行くん？じゃあ俺コンビニでも寄って先帰るわー」
運がいいのか悪いのか、チーノはまたも私を置いて先に帰った
チーノの背が次第に小さくなってきたときのことだ。
syp「………で、どうすか？」
ゆらりと紫の瞳は私を見る
ここで「無理」とはいえない。言いたくない
寧ろラッキーなのかもしれない。ショッピさんと話せる口実ができて
『い、いいよ。もちろん』
私はあのときどんな顔をしていたのかは、誰にもわからない
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和葉(プロフ) - 小説書けるのか、、、つまりけんちょは最強？！ (11月26日 6時) (
レス) id: 409f66c709 (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 画力がある方って文才も持ち合わせているんですね！表現の仕方めっちゃ好きです！ (11月25日 21時) (レス) @page1 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：健康体; | 作成日時：2023年11月25日 20時
