Merry Christmas ページ39
この時期になると、周りはクリスマスの話題で持ち切りだ。
懐かしいなあ。大学生の頃は友達を無理矢理連れてご飯食べたりイルミネーション見たりしたんだっけ。
今となってはもうこのザマよ。
一人で寂しく酒飲んでケーキ食べて終わる。
なんて、思っていたんだけど。
今年は全く違う。
DK「ねーねー!これ!見に行きたい!」
ソクミンくんはどうやらイルミネーションが見に行きたいらしい。
テレビに映っていたそれを目にして気になったのね。
因みにクリスマスが何かというのは予めお兄からは教え込まれていたようで。
用意周到ですね、ほんとに。
A「うん。いいよ!見に行こ?」
DK「やったー!」
この日が休みで良かった。テンション上がる。
/
DK「Aちゃん、寒くない?」
A「クソ寒い」
クリスマスとはいえ、やっぱり冬は寒いものです。
夜の街、イルミネーション見たさに人は依然として多い。
カップルだとか、親子でだとか、色んな方がいらっしゃる。
DK「よし、ならこうしよ!」
歩きながら、彼は私の片手を繋ぎながらそれを自分のコートのポケットの中に入れた。
ソクミンくん、本当に機械?
めちゃくちゃ彼氏みたいなことするじゃん。
しかも繋ぎ方!指絡めとるー!
ちょっと…いや、かなりキュンとしてしまった。
DK「こうしたら、寒くないね」
ああ…。
冬が寒くて本当に良かった(?)
手を繋いだまま、イルミネーションの光が輝く場所へやってきた。
久しぶりに見るこの光景。思わずうっとりだ。
DK「わあ…綺麗だ…」
A「ほんとに、綺麗だね」
イルミネーションをバックに、私達は写真を何枚か撮った。
二人して、とてもいい顔をしている。
DK「いい笑顔だね」
A「ほんと?」
DK「本当に楽しそう」
A「楽しいもん」
これ暫くロック画面にしたいな。
でも見られたらどうしようか。
まあ、いいか。
DK「Aちゃん、メリークリスマス!」
A「…メリークリスマス!」
滅多に口にしない言葉を、私は照れ臭くなりながらもそう呟いた。
彼のお陰で、幸せなクリスマスが過ごせて良かった。
A「ケーキ買って帰ろうか」
DK「ケーキ!わーい!」
A「どんなのがいい?」
DK「何でも好きだよ!」
そして私達は小さなチョコケーキを買って帰って、二人で美味しく頂きましたとさ。
379人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らん(プロフ) - スリーズペンさん» コメントありがとうございます!このページだけで終わらせたかったので最後はもう勢いだけなとこがあったりするんですが…そう言って頂けてとても嬉しいです!読んでくださりありがとうございました! (2022年1月4日 22時) (レス) id: da016eddd9 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - 完結おめでとうございます^^ もう最高でした。 話も終わり方も好きでキュンキュンしました。。 次回作も楽しみにしています。 (2022年1月4日 22時) (レス) @page50 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)
らん(プロフ) - スリーズペンさん» 初めまして!コメントありがとうございます。私も欲しいです!一家に一台は欲しいですね…毎日頑張れる気がします…( *˙ω˙*)و (2021年12月10日 18時) (レス) id: da016eddd9 (このIDを非表示/違反報告)
スリーズペン(プロフ) - はじめまして(^^) ロボットでもいいからほしいです。 癒される( ˶˙ᵕ˙˶ ) (2021年12月10日 17時) (レス) @page9 id: fdf6f0c470 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らん | 作成日時:2021年12月9日 1時