２.いや、過保護すぎ！【妖はじ】

４ー６☆ ページ9

「(イチかバチか…)
晴明！」

『佐野…？』




もうダメ…！といい案が浮かばない中、佐野が晴兄の名を呼ぶ。
もしかしていい案が浮かんだ？




「頑張ったら…座敷がセーラーの下のズボン脱ぐってよ!!」


「なんだって!?」
『なんで!?』


「こんな時にいらんこと言うな!!」ｺﾞﾝｯ

「いって！」




急に訳の分からない事を言い出した佐野は紅子に叩かれた。
セーラーを賄賂として貰うくらい大好きな晴兄でも流石にそれは…




「そうだ…座敷さんのズボンなしセーラー姿を見るまでは
死んでたまるか!!!」


『うっそぉ…』




佐野の思惑通り。
晴兄は退魔の力を発動させた。させたが…




「ホラ!! ちゃんとあったぞ宿題！

…ってなんかあったのか…？」


『あー…ちょっとね』

「学校中の妖怪の妖力を祓うとはな。末恐ろしい奴め…」




退魔の力のお陰で神酒先生の暴走は収まったものの…宿題を取りに行っていた泥田以外はその力を喰らい倒れてしまった。



後日
廊下に反省中と書かれた板を首にかけられ、バケツを持つ2人の教師の姿があった。




「なんでこうなったん…
全然覚えとらんのやけど」

「まぁ…覚えてないならもういいです…
僕も忘れたいんで」




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣


Q．柊ちゃんはセーラー派？ブラザー派？


A．特にこだわりは無い。
こだわりはないが昔 晴明(はるあき)にセーラー服の良さを聞いた時、延々と聞かされたことが軽くトラウマ…

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