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5ー11 ページ20

『ひ、泥田ー!?
え、これどうすればいい!? 治した方がいい…よね!? どこ触ればいい?触って大丈夫なの!?』

「落ち着け柊。泥田は放っときゃいい。」

『え!?』



いや、溶けてるよ!?
そんなことを言っても佐野は放っとけと言う。大丈夫…なのか?




「取り敢えず薬品は全部どかそう…。危ないよ。」

『あ、そうだね。まだ二人とも喧嘩してるし。』

「オイ泥田。溶けてないで手伝えよ!!」




なんて無茶な…でも、これ以上被害者が出る前に片付けなくちゃ!!
黒い液体が入った瓶を晴兄達から少し離れた棚に仕舞う。




「晴明。間違っても落とすんじゃねぇ__…」


ガシャンッ


「あ…」
『え…?』




佐野の注意の途中で硝子が割れる音。
分かってはいたが音の原因は薬品が入った入れ物を晴兄が落とした割ったから。


ヤバいと思ったがもう遅く、強い光と数秒後には激しい爆発が起きた…





「日が沈んでいくな…」

「いい眺めだな。」

『綺麗だねぇ。』

「でも結局、佐野は部活には入らずじまいだったな。」




確かに…
夕日を眺めてるせいか、少し肌寒く寂しい気持ちになる。




「まあ、いいんじゃないか?部活に入らなくてもさ…
こうやって友人と放課後ワイワイやんのも青春だろ…」

「「…だな」」



「…って
そう思わねーとやってらんねぇよな…」

「…だな」

「すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません」




爆発によって粉々になった教室。私達は奇跡(ギャグ)的に無事だった。
肌寒いのは夕日のせいでは無く服がところどころ破れたせいだろう。

3人は会話中、晴兄を踏むが擁護出来ない。
私は離れてたお陰で服の被害は最小限だが彼らはもはや服の意味を成していない。



結局、佐野は部活に入らなかったけど
「これも一つの青春の形」
と、私達は無理矢理納得するしかなかった。



___________________

一巻分、終わったので暫くお休み!

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ねこ大好き(プロフ) - 三枝ねむさん» 三枝ねむ様、コメントありがとうございます!佐野君が過保護なの可愛いですよね!そして暫く更新停止です💦 (6月10日 12時) (レス) id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
三枝ねむ - なんて面白い....!!!サドく....佐野くんが過保護ってことも良いですねェニチャア (6月10日 7時) (レス) @page16 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ大好き(プロフ) - 鈴木田中さん» 鈴木田中様、コメントありがとうございます!ちまちまのろのろ更新ですが出来る限り頑張ります(`_´)ゞ (5月17日 1時) (レス) id: 4fa39c81d8 (このIDを非表示/違反報告)
鈴木田中 - 面白い!!!これからも頑張ってください!!! (5月16日 23時) (レス) id: 6ee74b5d48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこ大好き | 作成日時:2023年5月7日 12時

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