２.いや、過保護すぎ！【妖はじ】

５ー２☆ ページ11

「やったー！さすが狸塚君!!」




イェーイ！ とハイタッチする二人。
そんな和やかな雰囲気にそぐわない低い声が彼らに向けられる。




「ほう、話はまとまったようだな…
…で、授業中に何してんのかな？」




そう今は化学の授業。担当は秦中先生だ。
私も話に加わりたかったがなんせ頭の固い彼の授業だ。
後のことを考えると大人しく聞いていた方がいい。


結局、授業中騒がしかった三人は殴られ、廊下に立たされた。




「ったく。柊、お前の身内だろう。
注意くらいしとけ。」

『えー!?』



んな理不尽なこと言われても…
晴兄は意外と行動派だから止める前に動いちゃってるよ！




『そ、それより秦中先生。そのマフラーお似合いですね！
何処で買ったんですか？』

「ん？これは嫁の手縫いで…」

『えー！そうなんですか!?
てっきりブランド品かと思いました！』




手を口に当てて いかにもビックリー ！と仕草をする。
流石にわざとらしいかったか？




「ふっ、煽てても何もでんぞ。」




そう言いながらも明らかに機嫌が良くなった秦中先生。
よっぽど奥さんのこと好きなんだなぁ。


でも頭が固い先生かと思ってたけど意外とチョロいな。



●メモ
秦中先生。意外とチョロい。




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

Q,佐野命のことをどう思ってますか？



A.イケメンでサドで狸塚に弱い男。
第一印象は道を教えてくれた親切な金髪君。

親切だが金髪だし女慣れしてるチャラい人かな と思ったがそんな事はなく 最終的に↑上の3つで落ち着いた。

彼も過保護だがツッコミなどで普通に頭を叩かれる。
A的には気安くて好き。

５ー３→←伍時間目

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