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苦しみ_テヒョン ページ8

Aと再会した夜。

ものすごい頭痛が俺を襲った。

死ぬかと思うほどだった。

全身がビリビリとして、麻痺したように動けなくなった時…また涙が出たんだ。

昼間であったAのことを考えると、馬鹿みたいに昔の思い出が甦った。

ジニヒョンのことも、父親のことも

優子さんのことも。

そして、事故の記憶も…。

俺は大泣きした。

1人枕に顔を埋め 痛みの治まらない胸を押えつけ、嗚咽をもらし ボロボロと涙を流した。

苦しい。苦しい。苦しい。

その感情が

会いたいになる。

次の日学校に1番早くに行ってAが来るのを待ったら、2番目はAだった。

昔からビビりだったAを寝た振りをして驚かせたくなって、やってみたら本当に驚いた。

子供じみてるのは流石に分かったよ?

でもすごく嬉しかった。

またAと一緒にいられるんだって。

だけど、段々俺の愛情は強くなっちゃったみたいで、ただまた一緒にいたいだけだったのに Aを独り占めしたくなったんだ。

だからジミンがAと付き合うって聞いた時は正直狂いそうだったけど、A以外の記憶のなかった頃俺の思い出のページを飾ってくれたのはジミンだった。

ジミンなら、Aを幸せにしてくれる。

それなら、それでいいと思う。

だってそうでしょ?

俺の中でのAとの思い出の糸はずっと昔から紡いできてる。

でも、Aの中での俺とジミンとの思い出の糸はたった数日しか長さは変わらないんだから。

そんなの本当は考えるだけでも辛いんだ。

だから、Aとの糸はもうこの辺で切ってしまおう。

俺の為にも…Aの今の幸せの為にも。

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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時

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