話_ソジュン視点 ページ35
俺が今日こいつらのパーティーに乗り込んできたのは何も本気でソクジンの奴をお祝いしに来たわけじゃない。
すまんなソクジン。
ていうかAが俺に軽く良かったら来てくださいなんて100%冗談だったんだろうけど言うから悪いよな。
でもここえ来るか来ないか迷った。
それはテヒョンの話をしに来たからだ。
俺は別にソクジンが嫌いな訳が無いしこいつの為の誕生日会でわざわざしんみりするような話をするつもりもない。
ただテヒョンの居場所がほぼ確実にわかってきた今、一番心配してるこの7人には伝えなきゃなんねぇよな。
まぁ、お前は知ってんだろ？
ジン「ん？先生、どうかしました？」
とぼけた顔しやがって。
ソジュン「別に。お前らに大事な話がある。」
ずっとワイワイ騒いでた皆が静まり俺の方へ視線を向けた。
大人になったな。
たった一言でなんのことか察したんだろ。
ソジュン「ミンホが偶然見つけてきた…のか。」
俺はカフェでのテヒョンの写真を出した。
ジン「っ…！」
ナムジュン「、」
なんだ？
ナムジュンの奴ソクジンと目を合わせて…
なるほどな。
テヒョンは身内には話してたのか。
ジミン「テヒョン…先生これって。」
A「…このカフェ…。」
Aの目から涙が溢れた。
そりゃそうか。
一番心配してるこの7人なんて思ってたけど、本当に心の底から心配してる世話焼きはAだ。
ジョングク「これ、どこですか？」
ユンギ「済州島…。」
ぼそっとユンギが呟く。
こいつも知ってたのか？
ホソク「ユンギヒョン、なんで分かるの？」
ユンギ「前にテヒョンが俺にこのカフェを見せてきたんだよ。全く同じアングルで同じ場所だったかもな。確か2人のガキんちょと綺麗な女の人の写真。良くは聞いてねえからわかんねえけど、とにかく自慢げに話すもんだから…」
ジン「それ、いつの話？」
ユンギ「はぁ？俺らがまだ3年になりたての頃かな…あ、丁度Aが来た時くらいじゃね？」
A「…！」
ジン「あいつ…もしかして…。」
何か言うソクジン。
ホソク「とにかく居場所がわかったなら良かった。元気にやってるみたいだし。」
ジミン「…連れ戻しますか？」
ジミンが全体を見渡した。
ナムジュン「いや、あいつが選んだ道だし、俺らが思ってる以上にあいつはもう大人なんだ。」
その言葉に誰もが納得し黙った。
ソジュン「…ベランダ借りるぞ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 150人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：たんぐん | 作成日時：2019年10月14日 11時
