約束 ページ29
待ち合わせのカフェに行くとジミンと先生が睨み合いながら座っていた。
私に気づくと2人とも勢いよく立ち上がる。
ど、どうしたの…?
A「H,hello…?」
なんか英語出ちゃった。
ソジュン「は、はろー…。」
ジミン「駄目。一旦帰宅コース。」
そう言うとジミンは私の手首を掴んで店を出ようとする。
A「待って待って…なんで?」
なんとか席に連れ戻し座らせる。
ソジュン「お前…本当に17かよ。」
A「そうですけど…。」
ソジュン「普通に…いや…ほぼアラサーの俺でもかなりアリなんだけど…?」
先生はコクコクと頷きながら私をじっと見つめる。
な、なんか恥ずかしい。
ジミン「セクハラで訴えますよ。」
ジミンが冷めた様子で先生を睨みつけた。
A「と、とにかく行ってくる。もう決めたことだから。」
ジミン「はぁ…分かってるよ。結構早くから来てたんけどさっきジョングクがそこの道を通ったんだ。」
本当に!?
ソジュン「確かにジョングクだったな。…よし、行く前に俺とジミンからの約束な。」
ジミンが私の手を優しく握った。
ジミン「いい?何か危ない気配を感じたらとにかく何がなんでもすぐ外に出てここに戻ること。」
ソジュン「そんで俺でもこいつでもいいから電話しろ。あといくらイケてる女の演技でも 飲酒と煙草だけはすんな。」
私は静かに頷いた。
ジミン「大丈夫…何かあれば僕らよりも先にきっとあいつが助けてくれるよ。」
あいつ…?
A「ジョングク…?」
ソジュン「まぁな。人間グレても根は簡単には変わんねぇよ。」
ジミン「僕もそう思う。A頼んだよ。ジョングクを…僕達を元通りにして欲しい。」
ジミンは微笑んだ。
でもすごく悲しそうで、胸が締め付けられる。
A「うん。また皆で遊ぼ。今年のジン先輩の誕生日会は絶対に全員で。」
そう…テヒョンもね。
ジミン「うん…約束。」
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時