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オッパの誕生日会を終えて、ジミンと2人で帰っていた。

ジミン「ねえもうちょっとで何の日か覚えてる?」

ジミンが嬉しそうに私の方を見た。

A「えっと…何の日?」

私がそう答えるとジミンは立ち止まり子供みたいに地団駄を踏んだ。

ジミン「僕らの2ヶ月記念日!」

あぁ…

もう2ヶ月か。

いやまだ2ヶ月だよね。

A「そうだっけね。」

ジミン「もう〜、勿論デートするでしょ?」

ジミンが私の手をぎゅっと握った。

懐かしいなジミンとホラー映画を見たの。

付き合ってから何度か出かけたけど一番最初はやっぱり思い出深い。

思い出…か。

テヒョンは今頃何してるんだろう。

オッパに聞いても勝手に出て行ったしか言わないし、元気にしてるのかな。

そう言えば全然遊べなかった。

ジミン「…テヒョンが心配なんでしょ。」

A「えっ?」

ジミンの声にハッとした。

ジミン「あーぁ…最近いっつも考え事してるね。どうせテヒョンのことなんでしょ?」

どうせって…

まぁそうだけど。

A「ジミンは心配じゃないの?」

ジミン「心配だけど…あいつなら世渡り上手そうだと思わない?」

ジミンが呆れたように笑った。

でもその瞳は寂しそうだった。

ジミンは私よりもテヒョンといた時間が長い。

きっと本当はすごくショックなんだ。

駄目だな私…。

自分ばっか寂しいのを表に出して、ジミンの話もちゃんと聞いてあげられないで…。

彼女なのに。

そうだよ、私はジミンの彼女なんだ。

A「ジミン、ごめんね。」

私は立ち止まった。

ジミン「っ…どうしたの?」

ジミンが不思議そうに振り向く。

A「自分ばっかで…結局テヒョンだけじゃなくて、ジミンまで傷つけたかもしれない。」

気づけば涙が溢れていた。

ジミン「A…。」

A「ジミンの方が辛いのは当たり前なのに、何も寄り添ってあげれないで…自分の考えたいことばっか考えて…本当にだめだね私…ごめん。」

_ギュッ。

気づけばジミンが強く私を抱きしめていた。

ジミン「…Aさ、僕のこと好き?」

え?

A「どうしてそんなこと…。」

ジミン「いいから。好き?」

A「…うん、好きだよ。」

ジミンの腕が緩まった。

ジミン「良かった。それだけでいいんだよ。僕はそれだけで幸せだから。ありがとう。」

ジミンがそっと私の頭に手を置いた。

優しくて温もりがあった。

そしてジミンがそっと私に唇を重ねた。

カトク_ホソク視点→←柄になく_ユンギ視点



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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年10月14日 11時

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