情けない_ソジュン視点 ページ49
先日急にAが俺のところへ来た。
あからさまなご機嫌とりをしようとしてきたから、なにか頼みがあるのは明確。
正直腹が立った。
最近Aを見ると妙に落ち着かない。
そんな自分にイライラした。
初めて見た時は日本人ぽいな〜と思うくらいだった。
でもなかなか友達ができないところを見て担任として焦った。
だからソユンやテヒョンと仲良くなったのを知って何故かものすごく嬉しかった。
たまに話すと優しさや美しさが馬鹿みたいに伝わってくる。
そして興味本意でこいつの過去を知った。
こいつは本当に覚えてないのか…それとも、覚えているけど覚えてないふりをして頑張っているのか。
だとしたら…全てテヒョンの為だよな。
そう考えた時はこんな俺でも健気な姿に少し切なくなった。
そしてジョングクの誕生日プレゼント選びの時。
何気ない1日だったけど、イ・Aと言う1人の人間性を深く感じた。
なのに俺と来たら…。
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__例えば…俺…とか？
何言ってんだ俺…。
たかが高校生のプレゼント相談に…なんで嫉妬なんかしてんだ。
A「分かりました。先生にも何か買うので、今週の日曜日！買いに行きましょう！」
は？？？？？
ソジュン「お前な…そういう意味じゃねぇんだよ。」
A「じゃぁどういう意味ですか？」
えっ。
最近雰囲気変わったよな？
なんか、ズバズバと言ってくるようになったし…
ほぼ韓国人って言っても気づかれない。
ソジュン「それは…はぁ…分かった。ただし昼間は寝たいから夕方16:00から！」
A「いいんですか！？」
そんな嬉しすぎる顔すんな…
ソジュン「あーはいはい、いいからとっとと帰れ！」
A「やった！それじゃぁ先生！」
頭を思いっきり下げて走り去ってくA。
ソジュン「…何やってんだ俺…。」
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と、情けない男っぷり。
そして今…
10/13(日)の時間は14:00,
誕生日プレゼントは明日遅れて渡すらしい。
出かけるまであと1時間半。
とにかく起きてシャワーを浴びたが…
服。
服は…大人っぽく行かねぇとな…。
前偶然あった時はジャージだったからなぁ…
くそぉ…。
なんでこんなに悔しいんだ。
とにかく派手すぎないきっちりとした格好でいこう。
髪型も…ワックスワックス…。
よし。
俺、なかなかイケメンに見える。
時間もいい時間だし行くか。
という訳だ。
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作者名：たんぐん | 作成日時：2019年8月26日 22時
