次の日 ページ48
あの後みんなで合流して家まで送って貰えた。
改めてテヒョンの顔を見た時は泣きそうだったけどね。
こうしてまた次の日も何事もなく学校へ来れてる。
あ、もうすぐでジミンの誕生日だ。
ついこないだジョングクに買ったような気もするけど…。
何買おう…うーん。
こういう時はソジュン先生だ！
私は放課後、よく先生のいる数学準備室の前に来てみた。
すると大きなダンボールを持って準備室から気だるそうに先生は出てきた。
A「あ、先生！」
ソジュン「っ…イ・A…。」
A「ダンボールお持ちします！」
ソジュン「はぁ？何だ急に。」
A「いいからいいから！」
私は無理やりダンボールを受け取ろうとした。
ソジュン「いやいいって言ってるだろ。」
A「いいじゃないですか！ほら！貸してくださいよ！」
ソジュン「…いいって。」
するといきなりダンボールが上へ高く上がった。
私はそのまま前に倒れそうになる。
でも先生の左腕が私を支えた。
ソジュン「おい、危ねぇだろ。」
すいませんと上を見上げると、先生も覗き込んでいたのか顔の距離が10cmもなかった。
A「すすすすすすすみません！！！」
私は思い切り離れた。
そして立ち去ろうとする。
ソジュン「はぁ…」
_ドンッ！
私は腕を引かれ俗に言う壁ドンをされた。
えっ？
顔近い…
いやそんな事じゃない！
相当お怒りだ…
ご機嫌取りのつもりが完全に火をつけたTT
A「すいません…大人しく帰ります…。」
ソジュン「別にいいけど。」
A「え？何がですか？」
ソジュン「帰らなくてもいいって言ってんの。なんか話でもあるんじゃねぇの？」
真剣に私を見つめる眼差し。
少しドキドキする。
A「いやその…」
ソジュン「いいから言えよ。」
どんどん顔が近くなってる気がする。
A「ジ、ジミンの誕生日プレゼント何がいいですかね！！」
私は思いきって言った。
ソジュン「…はぁ！？」
先生は軽く舌打ちをして離れた。
なんか怒らせたと言うより呆れられた…？
A「すいません…。」
ソジュン「お前はまた男か！」
予想外な質問が飛んできた。
A「またって言ってもまだ2回目…」
ソジュン「そういう問題じゃねぇんだよ！なんだその…プレゼントは普段お世話になってる人にだけでいいの！…例えば、俺…とかな？」
何を言ってるんだこの人。
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作者名：たんぐん | 作成日時：2019年8月26日 22時
