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解答_ジン視点 ページ42
A「先輩って…私のことずっと前から知ってましたよね?」
_ドクンッ。
暗くてAの表情は見えない。
でもすごく真剣なことは、声からわかった。
ジン「…どうして…そう思うの?」
どうしてってそうだよね。
人は簡単に思い出を消せない。
たとえ何があったとしても、脳のどこかに…いや、心のどこかに残ってるんだ。
A「分からない…でも、たまに先輩が私をまるで昔から知っているみたいに話して…それに、なんか、先輩っていう呼び方が…変な気がするんです。…すいませんこんなこと。」
ほら。
Aもちゃんと覚えてるんだ。
記憶のパズルが1度バラバラにされてしまっただけで、今一度作り直してる。
テヒョンみたいに。
ジン「…話しても…いいのかな。」
テヒョンは目を覚ました時、僕を「ヒョン」と呼んだ。
他は文法や単語の名前以外。
つまり、思い出はなんにも覚えてなかった癖に。
A「…話すことがあるなら、話して欲しい…。」
しばらく黙ったあと、そう告げるA。
ジン「…分かった。」
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作者名:たんぐん | 作成日時:2019年8月26日 22時