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調査 _ソジュン視点 ページ33
いつも通り生徒を全員下校させる。
俺も今日は早く帰ろうと職員室へ荷物を取りに行った。
ミンホ「おい。」
ミンホが資料を渡してきた。
ソジュン「これって…、」
ミンホ「お前が前に言ってたやつだ。集められるだけ情報を集めた。ただ…かなり深刻で奇跡的だ。」
ミンホが眉間に皺を寄せため息をつく。
ソジュン「深刻で…奇跡的？」
資料をざっと見る。
っ…！
あるページに目がいった。
一枚の写真。
2人の少女と少年と、そして真ん中にいるのはA…？
いや、ものすごく似ているがどこか…。
ミンホ「これは12年前に済州島で撮られた写真で、左の女の子の名前は…イ・A。右の男の子の名前は…キム・テヒョンらしい。」
大きく鼓動が飛び跳ねた。
1つはAとテヒョンは昔確実に知り合っていたこと。
なのにお互いは高校で初めてあったみたいだ。
そしてもう1つ。
仲良く手を繋ぐ二人の間にいる女性は、今のAと瓜二つだ。
といういことは…。
ソジュン「母親か。」
姉ということは無いだろう。
年が離れすぎている。
父親の年齢からしてそれは多分ありえない。
ミンホ「正解。イ・優子。日本人だ。」
ソジュン「この写真はどこで？」
ミンホ「本当に偶然だよ。済州島のカフェについて調べていたら、この写真が撮られた店が出てきてね。店主が随分気に入ったみたいで店に飾ってあるらしい。ホームページにも乗ってた。」
ソジュン「なるほどな。でも確かAの母親は…。」
ミンホ「次のページが全ての答えだよ。」
ソジュン「？」
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作者名：たんぐん | 作成日時：2019年8月26日 22時
