慌ただしく支度 ページ19
待ち合わせの時間に間に合うように私は支度を始めた。
何故だろう。
相手が男子というのがあるからか今になって意識してしまう。
正直恥ずいな…。
どんな格好がいいんだろう。
なんか気合い入れすぎても…。
と、ととととりあえず…
白tシャツにデニムとか…よし。
そうしよう。
シンプルに行こう。
私は着替えるとドレッサーの前に座った。
A「化粧…した方がいいよね。」
いつも学校にも少ししてるだろ！
って…言ってもティントとビューラーだけだしTT
変って思われたらどうしよう…。
いやいやいや！なんで私！
相手はジョングクだ！
別に好きな人でもないし！
そう！チング！チングだよ！！
ここはもう周りから可愛いって思われるようにしっかり！
かつ…丁寧に行こう。
失敗は許されないぞイ・A！！
と、とりあえず…ファンデーションは目の下と小鼻だけにして…。
アイシャドウって…
どうしよう。キラキラさせてって…もし…。
ジョングク「お前…なんかケバくない？気持ち悪いんだけど。」
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
また泣いたりしたらジョングクが早朝から謝りにこなきゃ行けないじゃん！
うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。
よし。ここは落ち着いて、薄いブラウンの細かいラメのシャドウにしよう。
私は震える指で瞼にそっとのせた。
そしてビューラーでまつ毛を上げる。
でもなんでジョングクは私なんかと…？
テヒョン君達と行かないのかな…。
まさかぼっちの私を哀れんで！？
うぅ…TT
マスカラを塗り、最後にティントを塗った。
A「やっぱ雰囲気変わるな…ハッ！」
髪型…髪型どうしようTT
ポニーテールは世界平和だよな！
って…もうあと30分しかないじゃん！！
私は急いで家を出た。
わくわくと少しの不安を胸に。
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作者名：たんぐん | 作成日時：2019年8月26日 22時
