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だって満くんは「 お兄ちゃん本当にかっこいいんだ！」って話、鬼ほど聞かせてくるけど
その兄ちゃん、2個下の後輩いびってたからね。
詳細はよく知らないけど、中3の時隣の席でずっとブツブツ愚痴を呟いてたんだもん。
それ聞いてこっちがイライラしたっつーの。
なんなら小5の時に私がジャングルジムに登れないって聞いた瞬間、筆箱をジャングルジムのてっぺんに放置してきたし。
小6の時は給食のぶどうを知らないうちに全部食べられた。(食の恨みは怖いからな。)
昔のことを思い出して、少し憤りを感じ始めた時。
「あ、正解した。やっぱり流石俺の弟。」
ボソリと聞こえるように呟いてきて。
『はぁ？それなら和子はさっきから3問も正解してるんで。流石私の妹。』
「へぇ、でも俺の弟の方がすごいから。」
『何言ってんの？和子の方がすごいに決まってる。』
「いやいや。」
『いやいや。』
授業中だってことも忘れてバチバチと火花を散らしていると、
我等が小5.6の担任だった橋田先生のコホンっと咳払いが聞こえた。
(橋田)「及川くん、Aさん。久しぶりの再開で開口一番こんなこと言いたくないんですけど。
授業参観中くらい静かにしたらどうです？廊下にたってなさいな、久しぶりに。」
昔、イタズラをして怒られた時の冷血な目で、スパンと言われると言い返す口はもうなくて。
お互いの母にお互い[恥ずかしい！！]と半ギレされ
クラスの小学生から笑われながら、教室を出た。
『及川のせいだ。』
「Aのせいでしょ！」
2人で顔を見合わせて、プッと吹き出す。
小学生の頃、よくこうやって2人で立たされたなぁと。
あの頃より背が高くなって、目線が全く変わった今、なんだか不思議な気分だった。
隣で携帯を取り出している及川をチラ見して、随分と変わってしまった背丈にまた驚く。
小5の時は私の方が確か高かったとなんだか懐かしさを感じて。
「座ろ。」
『だね。』
所々から先生の声が聞こえる廊下。
変な気分。
「……懐かしいね。」
『それ思ってた。』
「昔さ、小3の時。Aがリレーで転んだの覚えてる？」
『当たり前。すごい恥ずかしかったんだから。』
あの頃の及川は、今よりちょっとだけ純粋だったし、優しかった気がする。
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絢(プロフ) - kanaさん» うわぁ、凄く嬉しいです！！！是非またリクエストしてください！ (2020年7月18日 7時) (
レス) id: 2021c6a537 (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - リクエストに答えていただきありがとうございました！絢さんのお話,やっぱり好きです！^^*ありがとうございました！(*^^*) (2020年7月17日 9時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
- - はぁ〜。歌詞転載は著作権違法です。少しでもアウトですので…。犯罪は見逃せませんので違反報告します (2020年7月17日 3時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - ARU052715さん» 了解です！ (2020年7月16日 7時) (レス) id: 2021c6a537 (このIDを非表示/違反報告)
ARU052715(プロフ) - 佐久早聖臣くんの純愛書い欲しいです！出来れば夢主と佐久早くんの現役高校生と成人した後の2作品書いて頂きたいです！ (2020年7月15日 9時) (レス) id: 7bbe3063b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2020年7月1日 7時
