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本当にどうしよう、と涙を零しかけたその時。
大好きなあの香りがした。
「俺の連れに勝手に触んじゃねぇよ。」
優しくて、ヘナチョコな姿とは一風変わって、ギロりっと見下ろす姿。
ロン毛だからそれがもっと怖くて。
思わず身震いをした。
ナンパ野郎共がいなくなると、ぎゅっと抱きしめらる。
「これだから……心配だったんだ。」
『ごめん、ありがと。』
「連絡先の紙、貸して。」
手のひらから奪われて、粉々に破かれる。
まぁ元々連絡する気無かったし、別にいいかな。
って___あれ？
なんで連絡先握らされたの知ってるの？
嫌な予感、とても嫌な予感。
ゾクリ、と冷や汗が流れる。
まさか、いや。
うそ。
『あ、さひ、』
「ん？」
『もしかして、聴いてた、の？』
「えぇ！バレてた？！」
あちゃーと笑いながら、耳の補聴器を外してきて。
はいっと耳に差し込まれると、より鮮明に聞こえる私の声。
うそ。
だってあさひ、昔この補聴器は耳を壊したからって言ってたよね？
ずっと、付き合った時から付けてて、
ってことは……待って、
うそ、
うそでしょ、
『なん、で、』
「だって心配だからね。Aは可愛いから。」
じゃあ行こうか、と手を掴んでくることも怖くて、
足が床にへばりついたように動かない。
「どうしたの？」
「行こう？」
「ほら行くよ。」
「行くよ。」
優しくて、それでも狂気じみた声で。
こちらを見るあさひの目は、もう私を見ていなくて。
ただただ怖気を感じる。
それでも嫌だと振り払うことは出来なくて。
下を向きながらデート？を再開した。
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絢(プロフ) - kanaさん» うわぁ、凄く嬉しいです！！！是非またリクエストしてください！ (2020年7月18日 7時) (
レス) id: 2021c6a537 (このIDを非表示/違反報告)
kana(プロフ) - リクエストに答えていただきありがとうございました！絢さんのお話,やっぱり好きです！^^*ありがとうございました！(*^^*) (2020年7月17日 9時) (レス) id: d202a80bf0 (このIDを非表示/違反報告)
- - はぁ〜。歌詞転載は著作権違法です。少しでもアウトですので…。犯罪は見逃せませんので違反報告します (2020年7月17日 3時) (携帯から) (レス) id: db94f04552 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - ARU052715さん» 了解です！ (2020年7月16日 7時) (レス) id: 2021c6a537 (このIDを非表示/違反報告)
ARU052715(プロフ) - 佐久早聖臣くんの純愛書い欲しいです！出来れば夢主と佐久早くんの現役高校生と成人した後の2作品書いて頂きたいです！ (2020年7月15日 9時) (レス) id: 7bbe3063b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2020年7月1日 7時
