れんしゅう ページ10
side 月島
地獄の練習が終わり、あとは自主練とお風呂、寝るだけ。
誰だよあの爽やか坂道ダッシュ、とかいうペナルティ設けたやつ。
くっそ、これだから合宿は。
なんて思いながらAと宿に戻っていたその時、
(黒尾)「あー、ちょっとそこの烏野の！メガネの！」
正直無視しようと思っていたけれども、
Aが足元で『おにーちゃんのことだよ。』と言っているので仕方ない。
足を止め扉を見ると、音駒主将の人と梟谷主将の人がいた。
(黒尾)「ちょっとー、ブロック飛んでくんない？」
「あぁ、僕もう上がるので。失礼しまーす。ほらA行くよ。」
(黒尾)(木兎)「「なに？！？！」」
僕がどうして梟谷の人をブロックで使わないのかと聞けば、
赤葦さんが「木兎さんのスパイク練、際限ないからみんなそうそうに逃げるんだよ。」と。
隣でAが木兎さんの髪の毛と、黒尾さんの髪の毛を不思議そうに見ていた。
その頭をひとなでしつつ、話を聞く。
(黒尾)「俺はこいつ鍛えんのに忙しいんだよね〜。」
(灰羽)「だからぁ！ブロックなら俺が飛びますってば！」
(黒尾)「うるせぇ！音駒でレギュラー入ってたかったら、まずそれなりのレシーブ力をつけろっ！」
まぁAは今日ずっと汗をかいて疲れているはずだし。
話は聞くだけ聞いて、愛想笑いで流そうと思っていた。
(黒尾)「見えないかもしんないけど、こいつ全国で五本の指に入るくらいのスパイカーだから、練習になると思うよ。」
(赤葦)「三本の指にはギリギリ入れないですけどね。」
(黒尾)「ドンマイ。」
(木兎)「落とすくらいなら上げないでくださーい！」
夫婦漫才か。
Aは隣で眠そうに目をこすっている。
(黒尾)「それに君、ミドルブロッカーならもう少しブロックの練習した方がいいんじゃな〜い？」
僕は煽り耐性がないんだ。
カチンと来てブロックを飛んでやろうと思うも、
やっぱりAがいるから…と踏みとどまる。
するとそれを勘づいたのか、Aが『Aはだいじょうぶだよ。』と呟いた。
「ほんとに大丈夫？眠い？」
『ううん、ねむくないよ。』
「…眠くなったらすぐ言うんだよ、今日まだお風呂もご飯もまだだからね。」
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雷 - 3歳なの？4歳なの？曖昧なのか？ (2022年8月17日 14時) (
レス) @page49 id: 1c759860fa (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これからどうやって仲直りするのかドキドキです！ 楽しみにしています (2020年8月23日 13時) (レス) id: a187e33be6 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - すごく泣きそうになりました。涙腺よわくなったのかな、、ありがとうございます頑張ってください！！ (2020年8月20日 23時) (レス) id: e043872dfc (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - 妹ものの作品を月島くんだけじゃなくて及川さんとかで書いていただけるとうれしいです！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ecbf6df878 (このIDを非表示/違反報告)
アル - 続きが気になります！更新頑張って下さい！！ (2020年8月7日 20時) (レス) id: 14f18f48ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2020年5月27日 18時
