しょうはい ページ27
side 赤葦
結局負けたのはAちゃん。
しかし小さい子特有の拗ね、とか不貞腐れ、とかはなくて『まけちゃったー、』と随分あっさりしていた。
(木兎)「コンビニ、どーすんの？」
(黒尾)「A次負けが赤葦だから、赤葦か。」
(赤葦)「まじですか……。」
正直、めんどくさいのが本音。
ってかAちゃんに勝ったの大人気ない、とか大ブーイングだったけど別に結果変わんないじゃん。
あ、勿論俺は負けず嫌いなんでね。
例え相手が幼子だったとしても勝ちますよ。
すると小さなソプラノの声が。
『Aもいく。』
(菅原)「でも夜危ないよ？俺と遊んで待っておこうよ。」
『だってまけたのAだもん、』
それから何人かがかりで説得するも、行くの一点張り。
初めて見るわがままだ。
物分りのいい子だとは思っていたけど、やっぱり譲りたくないところはあるんだろう。
結局俺が決める、ということになった。
(赤葦)「えーと、ここから10分くらいだけど歩ける？」
『あるける！』
自信満々に言うんだもん。
可愛いじゃんか。
(赤葦)「じゃあ…行こうか。」
『よろしくおねがいします！』
嬉しそうに飛び上がり、ぺこりとおじぎをする。
本当に、よく出来た子だなぁ。
(澤村)「じゃ、これ。」
(赤葦)「いいんですか？」
(澤村)「さすがに後輩に全額出させる訳には行かないからね。お前たちも出しなさい！」
烏野の澤村さんから渡されたのは千円札。
澤村さんの発言によって、多方向から千円札を差し出される。
有難く頂くとしよう。
(赤葦)「何買ってくればいいですか？」
(木兎)「アイス！！」
(黒尾)「麦茶と鮭おにぎり、それとアイス。あ、チョコのコーティングのやつね。」
(菅原)「激辛ポテチ！あと野菜ジュース！」
(小鹿野)「菓子パン頼むわー。あと適当になんか買ってきてー。」
(澤村)「お前らは…遠慮ってのがないのか……。」
苦笑いでため息を着く澤村さん。
全くその通りだ、と声を大にして言いたいが
負けたのは俺なのでとりあえず黙っておこう。
それにしても大荷物、それも重くなりそうだ。
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雷 - 3歳なの？4歳なの？曖昧なのか？ (2022年8月17日 14時) (
レス) @page49 id: 1c759860fa (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これからどうやって仲直りするのかドキドキです！ 楽しみにしています (2020年8月23日 13時) (レス) id: a187e33be6 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - すごく泣きそうになりました。涙腺よわくなったのかな、、ありがとうございます頑張ってください！！ (2020年8月20日 23時) (レス) id: e043872dfc (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - 妹ものの作品を月島くんだけじゃなくて及川さんとかで書いていただけるとうれしいです！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ecbf6df878 (このIDを非表示/違反報告)
アル - 続きが気になります！更新頑張って下さい！！ (2020年8月7日 20時) (レス) id: 14f18f48ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2020年5月27日 18時
