ねこちゃん ページ14
黒尾side
「ちゃんと周りみてね。ボールが来たら避けるんだよ。」
『わかった！おにーちゃんもがんばって！』
そんな声が聞こえたのは、20分前。
Aちゃんは本当にいい子だった。
部活中の人に、かまってちゃんをする訳でもない。
ただ、にっこりと笑って座っているのだ。
時にはお勉強ドリルをしたりとか、ボールでメガネくんと遊んだりとか。
たまにお昼寝をしたりしている。
まぁそれでも灼熱の太陽の下、熱の篭もる体育館はやはり気持ちの良いものでは無い。
幸い今日は風が吹いていたので、入口近くは少し涼しかった。
Aちゃんは涼しさを求めてか入口近くに行って、
床になにかガリガリと木の枝でお絵描きをしている。
かまって、とかはしないけれどやっぱりまだ子供。
暇なんだろうな。
俺がAちゃんに近寄ると、昨日のことがあってかビクッと身体を震わせた。
(黒尾)「あ〜…昨日はごめんな？」
『おこってないもん。』
眉間に皺を寄せて、ぷいっと。
全然怒ってるじゃん。
一生懸命威嚇してる子猫みたい。
こっちからしたら可愛いだけ。
まぁでもずっと敵視されるのも嫌だからな。
何描いてるんだろう、と土に描いてあるものを見ると、可愛らしいねこちゃん。
音駒はもう昼休憩までゲームないはず。
俺も便乗して隣にしゃがみ、手頃な枝を持つ。
猫を描いてみることにした。
木の枝で、ガリガリと。
こんなんしたのいつぶりだろう。
そんなこんなで完成に近づいた時、
隣から『くふふふっ』と笑い声が。
横を見るとAちゃんが肩を震わせて笑っていた。
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雷 - 3歳なの？4歳なの？曖昧なのか？ (2022年8月17日 14時) (
レス) @page49 id: 1c759860fa (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - これからどうやって仲直りするのかドキドキです！ 楽しみにしています (2020年8月23日 13時) (レス) id: a187e33be6 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - すごく泣きそうになりました。涙腺よわくなったのかな、、ありがとうございます頑張ってください！！ (2020年8月20日 23時) (レス) id: e043872dfc (このIDを非表示/違反報告)
ぽ(プロフ) - 妹ものの作品を月島くんだけじゃなくて及川さんとかで書いていただけるとうれしいです！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ecbf6df878 (このIDを非表示/違反報告)
アル - 続きが気になります！更新頑張って下さい！！ (2020年8月7日 20時) (レス) id: 14f18f48ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2020年5月27日 18時
