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睨むようにこちらを見下ろしてくる月島の表情に、Aは頬を真っ赤に染めながらもおや？ と目を丸くした。
『おかしいな……。私の中のツッキーは今頃とっくに「へ〜。君ってあんなにエ ッチなパンツ持ってるんだね。もしかして今もそういうの履いてるんじゃないの？」くらいはニヤけ面で言ってきてるはずなんだけど……』
「それもう煽りとかじゃなく堂々たるセクハラだから。脳内で勝手に僕の品位を落とさないでくれる？」
『もがっ』
さらに目を細め、頬を掴む手に力を込めた月島の耳はほんのりと少しだけ赤い。
肌が白いせいか、昔から感情が耳の色に表れやすい人だったことを思い出す。
なるほど。彼は今、自分と同じように照れているのだとAは理解した。
それと同時、「自分以上に動揺している人間を見ると冷静になれる」の法則が発動する。
彼が得意としている眉を寄せ、片方の口角をくいッと上げるいやらしい笑みを模倣したAが、自分の胸の前で両掌をクロスした。
『ツッキーのエ ッチ』
明らかにからかいの意図を含んだAの言動に、「随分と余裕があるみたいだね」と月島が目を吊り上げる。
「そのムカつく顔はいったいどこで習って来たの？ 今すぐやめて不快だから」
『人を煽るときにはこういう顔をするべきなんだって若かりし日のツッキーから学んだんだよ』
「教えた覚えはないし、君のその煽りは受け取り手によっては違う意味の煽りと捉えられかねないから本当にやめて」
ここでポカンとした表情で『それってどういう意味？』と能天気に問い返せる女でありたかったと、Aは己の聡明さを悔いた。
先ほど自分が月島にした煽りは挑発に近い行動で、つまりは性的なお誘いを匂わせるものであったと指摘されていることを理解できてしまったのだ。大失態。
途端、顔の熱がボボボッと再燃し、またしても余裕をなくすA。
月島の方もセクハラ云々の理由からそれをからかうつもりはないらしく、とても気まずそうな顔をしている。
「……フライパン、確認して。あんまり長い時間放置してると中身が焦げちゃうよ」
苦し紛れな話題転換をありがとうツッキー！ Aは心の中で叫んだ。
結局料理は少し焦げていたし、そのうえ下着を回収し忘れ、再び部屋に戻った月島に二度見られてしまうという失態までやらかしたが、そんなことで調子を崩す二人ではないので食事開始時には軌道修正に成功し、いつもの調子に戻っていた。
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ゆな - 更新楽しみにしてます！ (5月7日 21時) (
レス) id: cb4c8a46ee (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ふゆねこさん» そう言っていただけて嬉しいです😭GW付近からまた更新再開目指して頑張りますね！ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます、嬉しいです！！ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ぽにさん» わぁ、わあぁ、、嬉し過ぎてちいかわ構文出てきちゃいました😭 またぼちぼち更新していきますので、是非また見に来てください☺️ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - この小説ほんと大好きです！マイペースに続き待ってます！ (4月1日 22時) (レス) @page18 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月29日 22時
