65.契約延長 ページ15
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「それはそうと、張り切り過ぎて朝寝坊ってオチにだけは気をつけなよね」
『急に嫌なフラグ立てるのやめてよ！？』
「優しさからの忠告だよ。君みたいに無駄に元気が有り余ってるタイプの人間は、前日に張り切れば張り切るほど本番でポカミスするって相場が決まってるでしょ？ 例えば、前日まで猛勉強してたのにテスト当日に解答欄一個ずらしてみたりね」
『それうちのお兄ちゃん！ でも大丈夫だよ。既にアラームは二分刻みで五段階セットしたし、多少寝坊しても大学はここから徒歩十五分だし』
「徒歩十五分……？」
引っかかった単語を復唱し、しばし考えたのち、月島の頬杖が思わず崩れた。
「ここから徒歩十五分圏内にある大学って……いや、嘘でしょ？ Aってそんなに頭良かったの？」
これから彼女が通う事になる大学を察し、目を丸くする月島を見て、Aが得意げな顔で言う。
『受験勉強死ぬほど頑張ったって言ったでしょ？』
「いやいや、頑張り過ぎでしょ……次元が違うよ」
春高予選まで部活を続けていながら、県内はおろか東北地方一の大学に受かった人間が送っていた毎日を想像し、その忙しさに月島は眩暈がしそうになった。
「よくそんな生活で睡眠時間が確保できてたね。てゆーか君ホントに影山の妹？」
『確保できなかった時期もあったけど、そこはまぁ根性で。お兄ちゃんも目標のためなら色々と無茶できる人でしょ？ そういうところは似てるんだと思う』
自分の功績を鼻にかける様子もなくカラッとした笑顔でVサインを決めてくるAに、月島は眉を寄せた。
確かに影山はバレーボールという分野においては惜しみない努力を重ねる人間だ。
高校時代、バレーボールの付属品という形ではあるが、合宿のために目の色を変えて勉強をし、短期間で大量の英単語を暗記していた姿を覚えている。
元々、この兄妹はバレーに限らず幅広い分野で高い潜在能力を秘めているのだろう。
そして、一度熱意を注いだものに対する入れ込み具合が異常なのだ。
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ゆな - 更新楽しみにしてます！ (5月7日 21時) (
レス) id: cb4c8a46ee (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ふゆねこさん» そう言っていただけて嬉しいです😭GW付近からまた更新再開目指して頑張りますね！ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ゆいさん» ありがとうございます、嬉しいです！！ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - ぽにさん» わぁ、わあぁ、、嬉し過ぎてちいかわ構文出てきちゃいました😭 またぼちぼち更新していきますので、是非また見に来てください☺️ (4月20日 20時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆねこ(プロフ) - この小説ほんと大好きです！マイペースに続き待ってます！ (4月1日 22時) (レス) @page18 id: cd0c30d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年2月29日 22時
