【暗殺教室×銀魂】真選組新参謀少女は年齢詐称してます。3

109時間目 ページ11

「兄だろうと犯罪者は犯罪者。
むしろこんな事が公になる前に殺します」

「…人の命を奪ってでも犯罪者を無くす。
確かに君の仕事だ。でも、兄妹として…できる事は無いんですか？」



兄妹として…か…
そんなヌルい世界じゃないんだよね。



「兄を説得のために連続殺人犯を野放しにしました。結果、人は大量に犠牲になりました

それでは話にならない。
身内に甘い警察とは違う…

隊長の姉の旦那でも、私の兄でも、犯罪者を裁かなせればならないんです。他人だからとか血縁者だからとか関係無いです」

「私もアナタと同じ立場。
戦争孤児で…恩人にすがって暗殺者になった」



イリーナ先生も戦争孤児なんだ…
いや、私の場合は戦争地帯に捨てられたんだろうけど



「まだアナタの歳なら…」

「ごめんなさい、イリーナ先生。
私見た目は幼いですけど…今年で19なんですよね」

「えっ！？」

「私か総悟が若いんですが見た目幼いのも参謀目指すうちで…学業を学ぶうちで必要だったんですよ。騙しててすいません」



私とイリーナ先生では歳2個違い。でも意識した時始めて殺したなら…

格段に私のほうが手は黒く染まってる。



「イリーナ先生こそ、もう暗殺者なんてやめたらどうです？じゃないと…私が殺しますよ」

「…」

「私にとっては関係無い…先生だろうが、犯罪者にはこの刀を向けます。それではまた学校で」



暗殺者なんて芸術犯罪者、
1ヶ月に2、3人殺せば金がたんまり入る。

比べ私は？

戦争で何人殺した？
真選組にはいって何人殺した？


振り返るのが怖い。
何人の屍の上に立ってるか…




「今更1人殺そうと2人殺そうと…何も変わらない」





私は東京を見下ろす事のできる、東京スカイツリーにむかって走った。




・




「なんで昼間は出てこないんだ…？
昼間に強くなるんじゃ無いの？」



昼弧について調べてくればよかった。
でも、私そんなに強い？実感無いし神楽には劣ると思うんだけどな…



「き、キミ！そんな所で何をしてるんだ！？」

「え、いや、高い所から人を探してるんですよ」



東京スカイツリーの展望台の上に立って見下ろしていた。あ、死のうとしてると思われた？？



「危ないからこっちに！」

「大丈夫ですよ、探し人見つけたら降りますんで」

「まだ若いんだ！」



聞いてねー…



「やり直しのきかない人生なんてない！」



____________




なんなんだコイツは…(･_･;

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