陽だまりの家族 part2 (ページ13)

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お昼ご飯を終え、
もう1回海に入って遊んでいるうちに

空がオレンジ色に染まってきた。

栞「ゆーひ!」

栞が夕日を指さしてそう言った。

翔「おお、よく知ってるね。
　そうそう。夕日!」

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この海から、夕日見ると

いつか相葉ちゃんにここに連れてきてもらった時のことや

まだ空と栞がお腹にいた頃に来た時のことを思い出す。

翔「・・なつかしいな。」

最初にここからあの夕日を見た時は、

まさか自分に子供ができるなんて思ってもなかった。

2回目に見た時だって、

まさかこんな幸せな毎日を遅れてるなんて思ってなかった。

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空「しょーちゃ、泣きそうね」

空に言われて、
自分の目が潤ってきていることに気付いた。

翔「ん?泣いてないよ?」

栞「だいじょーぶ?」

翔「うん、大丈夫。」

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他の4人も温かい笑顔で
俺を見てくれている。

雅紀「でもほんと懐かしいね～」

相葉ちゃんはそう言って、
夕日に向かって伸びをした。

翔「ここ来るとき、絶対晴れてるよね。
　なんか縁を感じるよ。笑」

雅紀「たしかにね!」

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俺たちはそれから少しの間、
ずっと夕日の光を浴びていた。

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翔「・・じゃ、そろそろホテル戻ろうか。」

潤「そうだね。」

翔「じゃあ夕日さんにばいばいして?」

空と栞はうんって頷いて、

「ばいばーい」

って夕日に手を振った。

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この夕日、次はいつ見に来れるかな。