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「＿＿＿さてと。脱線するのはここまでにして、そろそろ自己紹介の続きをしましょう。スムーズな進行のためにここからは僕の他己紹介に移行しますが、異論はありませんね？」
Aにとっては絶妙に気まずい空間にき裂を入れたのはシゴデキ男こと目良で、Aは大海に浮かぶ木片にしがみつく勢いでコクコクと首を縦に動かして同意を示した。
散々自慢し散らかして満足した様子の転弧も「苦しゅうない」と言わんばかりに頷いて、他三人からは返事がない。ただの屍のようだ。
「それでは、もう既にある程度打ち解けているようですし、簡易的に名前と年齢だけ。年齢順に、上から治崎廻くん、十五歳。瑠璃川A、十二歳。鷹見啓悟、九歳。志村転弧、七歳です」
廻だけには「くん」と敬称をつけて呼ぶ目良に、「分かる。あいつ偉そうだもんな、態度が」といつの間にか復活している仁が顎に手を当て、神妙な顔で共感している。
「ま、俺は敬称なんて付けてやらねーけど！」
「気が合うね仁。僕も親しみを込めて廻や啓悟は呼び捨てで呼ぶことにしてるんだけど、仁のこともそうしていい？」
「おう、なんだこの可愛い奴め。もちろんいいに決まってんだろ」
気を良くした仁が、転弧の顔を両手で上下に挟んでウリウリと撫で繰り回す。
笑顔の仁とは対照的に、煩わしそうな表情で仁の手を引きはがそうともがく転弧。
「はッ、勘違いしてるぞ仁。ほぼ初対面の歳上を呼び捨てにする奴なんて、相手を下に見てるか舐め腐ってるかの二択だろ。間違っても親しみなんて込められちゃいない。その理屈ならそいつがAにちゃん付けしてるはずがないしな」
「その二択どっちも同じ意味じゃねぇか。そんでその理屈で言うと、さてはお前も俺を舐めてるな？」
廻との会話に気を取られている仁の手からすり抜けた転弧が、Aの背後に回り込んだ。
絶対的な安全地帯で、悪ガキを隠しもしない表情でケタケタと笑っている転弧に、三者三様の癖の強さを実感する仁。
何と言うか、この先が思いやられる光景である。
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
