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毒舌少年とヘラ鳥二人に翻弄され、ムキになった仁がビシリと人差し指を向けて物申す。
「そこまで言うなら、お前らのはさぞかしセンス抜群なんだろうな？ 個性とヒーロー名、言ってみろや！」
「個性はオーバーホール。ヒーロー名もオーバーホール」
「個性は鷹っぽい翼。ヒーロー名はホークス」
「テメェらいったいどの口で俺のこと貶してたんだよ」
捻りの無さで言えば、彼らの方が仁よりよっぽど上である。
「特に目つきの悪い黒髪の方。おい横向くな。廻だよ、オメー以外に目つきの悪い黒髪がこの部屋に居てたまるかよ」
「はぁ…？ つまり何だ。俺とお前が同等だとでも言いたいのか？ 大概のことには寛容な俺相手でも、言っていいことと悪いことがあるぞ。オーバーホールはトゥワイスよりも響きがカッコいいだろうが！」
「何でお前がキレてんの！？ 怒りたいのは俺だよ！ それ完全に主観だろうが！」
はたから見れば小気味よいほどの二人の言い合いを、さりげなく場を掻き回していた啓悟は相変わらずヘラヘラとした表情で満足気に眺めている。
「仁くんは見込みあるねぇ。気難しい廻くんと二度目ましてでここまで打ち解けられる逸材はそうはおらんよ」
「俺が手懐けられたみたいな言い方はよせ。俺がこいつを手懐けたんだ」
「こいつマジで気難しいな？」
ため息をつき、芝居がかった動きで額を押さえて頭を振る仁に、廻が剣呑なオーラを立ち昇らせるのを見て、啓悟がわははと口を開ける。
「二人はホントに相性が良いんやろうね」
「そんなわけないだろ」
「そんなわけないだろ！」
息ピッタリなシンクロを発揮した直後、互いに目をすがめて見つめ合う仁と廻。
性格は似ても似つかないが、妙に波長が合ってしまう事は今ので否定できなくなってしまった。
「トゥワイス、オバホ、ホークス。さっきから黙って聞いてれば、三人とも低いところで争うのはその辺にしときなよみっともない」
「俺を略すな」
無言のまま廻と視線で圧バトルを繰り広げていた仁の注意を削いだのは、それまでAの隣で三人のヒーローネーム論争を傍観していた転弧だった。
廻の文句を聞こえなかったものとして流し、転弧は意味ありげに笑いながら顎を上げて三人を見下すように、
「僕の個性は崩壊。そして、ヒーロー名は"ルイナ"だ」
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
