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『……そういう事情だったんだね。よく知らないままいきなり責めるようなこと言ってごめんなさい。後は私に任せて、二人は引き続き子供たちの避難誘導に当たってくれる？』
「後は任せろって……ここにはプロヒーローはお前しか居ないんだろ？ あんな奴、お前一人に押し付けられるか。白雲、避難誘導はお前に任せた。俺はアズールとここに残る」
「ええっ！？ んな勝手に……！ プロヒーローの命令無視って結構ヤバいんじゃねぇの！？」
『彼の言うとおりだよ消太くん。私は今、アズールとして命令してるの。指示にはちゃんと従いなさい』
キッパリとした口調で消太を突き離そうとするAは、まるで消太を言いつけの守れない子供とでもみなしているかのようだった。
そんな彼女の態度に、消太は不満げに眉を顰める。
「そういうお前は、俺を今イレイザーヘッドとして見てるのか？」
痛いところを突く一言だった。
Aの思考は今、消太を危険から遠ざけたいというエゴイスティックな感情がその大部分を占めている。
そんなAに言い返す隙すら与えず、消太が続けて畳みかける。
「お前が俺に言ったんだろう？ 俺の個性は、最悪の戦況すら覆せる力だって。俺のネガティブは、思考能力が高い事の裏返し。俺の力はチームプレー向きで、仲間を支えるのに向いている。そして俺はきっといつか良いヒーローになるはずだって、お前が言ってくれたんだろ？」
確かにそれらは紛れもなくAが消太に告げた言葉たちだ。
慰めるための綺麗ごとではなかった。
Aが感じたままの素直な気持ちだった。
『でも＿＿＿』
「お前は俺を高く評価してくれてる。それなのに、どうして俺を使おうとしない？」
理由など、彼がまだ子供だからに決まっている。
消太はまだ、経験も実力も充分とは言い難い高校生なのだ。
絶対の安全を保障できない局面で、そんな彼の個性を頼る事などしたくないのだ。
けれど、彼よりも幼い肉体を持つAの訴えなど、あまりに説得力に欠けてしまう。
前世も合わせれば中身はとっくに大人だと伝えたところで、こんな場面では信じてもらえるかどうかも怪しい。
何より、Aにとっての最大の秘匿情報を、勢い任せに口にしても良いのだろうかという迷いのせいで、真実を口にすることは憚られた。
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
