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腰と膝の裏に回された小さな手。
この身体のいったいどこにそんな力を秘めているのかと驚いてしまうほどに安定した腕力で朧を支えていたヒーローは、彼をそっと地面に下ろした。
「あ、ご丁寧にどうも……」
『どちらかと言えばかなり雑な救出法だったけどね』
そう言って、再度『ごめん』と謝罪を口にする女の隣に立った朧は、つむじが見下ろせるほどに小柄な彼女の姿に面喰らっていた。
彼女が子供のような見た目をしている事は、昨年末のテレビ中継を見ていた時から知っている。
それなのに、いざ実際に対面したアズールが、朧の想像を遥かに超えてか弱い見た目をしていたからだ。
手、足、頭、見えている部分の何もかもが小さく、ショートパンツからスラリと伸びている脚など、軽く蹴とばしただけで折れてしまいそうなほどに頼りない。
上半身にはオーバーサイズのジャケットを羽織っているものの、肩や袖のあまり具合から、中身の華奢さを隠しきれていない。
彼女はたった今自分を窮地から救い出してくれたヒーローだというのに、「この子は自分が守ってやらなければ」とつい背を向けて後ろに庇いたくなるような、父性と兄性と庇護欲を猛烈に掻き立ててくる可憐さがある。
「小さき命……」
思わず呟いて水色の頭を撫でながら、朧は自身の親友がやたらと彼女を気にかけている理由が分かったような気がしていた。
「＿＿＿おい、白雲ッ！ 危機一髪助かったからって気ぃ抜いてる場合じゃないぞ！ それにお前……、アズール…ッ！ 何でお前がこんな所に居る！？」
焦りの混じった声を背中に受け、ハッと我に返った朧が後ろを振り向くと、消太がこちらへ駆けてくるところだった。
呼び慣れた少女の名を咄嗟に口にしてしまいそうになりながらも、冷静に彼女のヒーローネームを叫んだ消太に、『それはこっちの台詞だよ』とAが答えた。
『どうして消太くんがここに居るの。家も学校もこの辺じゃないよね？ ちゃんとニュースを見てなかったの？ 今だって、私が居なかったらどれだけ危なかったか分からないよ』
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
