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＿＿＿右、下、突き、真向、一文字、左袈裟斬り。
あらゆる角度の攻撃を見抜き、刀の腹で突きを防ぎ、落ちてくる刃を刃で受け止め、銅を狙って水平に飛んでくる斬撃を身を回していなしては、肩から脇腹に向かって斜めに斬り下ろさんと迫る黒刀を蒼翼で受け流して反撃に転じる。
加速、加速、加速。
スピードと手数で敵を上回り追い詰めていく。
交わす刃から伝わる動揺。
再び体勢を整えようと、黒いモヤが敵の身体を包んでいく。
眼前、出現したそのワープゲートごと敵を叩き斬ろうと襲い掛かったAは、今度こそ敵の命を刈り取った＿＿＿と直感すると同時、その身体を前ではなく横に飛ばしていた。
膝に蓄えた踏み切りの力を無理に方向転換して爆発させてしまったため、受け身を取り損ねた少女はゴッ、ゴッ、と数度バウンドするように地面を転がり、足を踏ん張って勢いを殺して停止する。
顔を上げてローブのヴィランを注視したAは、先ほどまで自分が立っていたはずの空間の前後を挟み込むように出現しているワープゲートを視界に捉えた。
恐らく、あれに向かって刀を振っていれば、背後にワープした自分の斬撃に背中を斬られていたことだろう。
「……何故、今のを避けられた？」
Aの回避がよほど想定外だったのか、もはや口が利けないのではと思えるほどに無言を貫き通していたローブのヴィランが、深く被ったフードの下から声を発した。
男とも女ともつかぬ、加工されたような機械音がAに問う。
そんなもの、経験によって培った死に対する嗅覚としか答えようがない。
しかし、任務中に無駄な会話をする道理などないAは、敵の質問に答えることなく、蒼刀を捨て、無言でチャクラを練り上げ始めた。
チチチと千の鳥がさえずるように、青い光がAの身体から漏れ出るように光り始める。
その音は次第にバチバチと攻撃性を増していき、淡い青色はハッキリと可視化できるほどの雷遁チャクラへと移り変わっていく。
「その姿は………」
個性蒼翼の女の異常行動に、敵が思わずといった口調で小さくこぼした。
もちろん答える義務もなければ、敵がそれを聞く必要性もない。
雷電纏いて剛と迅を得る肉体大活性の鎧の威力を、どの道これから直ぐにその身をもって知る事になるのだから。
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
