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「うむ！ やはりゴーグル！ バンドによって固定された対閃光グラスが強風に負けず俺の両目を頼もしく保護ッ！」
「オイオイオイ！ そのゴーグル、相澤と朧のパクリ！ あんだけ相澤にダル絡みしといてコレだよ！」
「相澤だとォ？ ふん、あんな奴の事は知ったこっちゃねーぜ。弱ェくせに辛気臭ェ不満面ばっかしやがってよォ」
定員一名の小型飛行装置の上に座り、それぞれ猛スピードで空中を移動する男子生徒二人が、東京の空を並走しながら口論している。
一人はプレゼント・マイクこと二年A組の山田ひざし。
そしてもう一人は、ミスター・ブラスターこと二年B組の閃走寺だ。
「……弱い？ 相澤が？」
ひざしの眉間に浅いしわが寄った。
瞳を前方から左隣へきょろりと動かして閃走寺を軽く睨むと、再び視線を前に戻して言葉を続ける。
「あー……、B組の閃走寺クンは知らねぇか。相澤、考え過ぎて出遅れるクセはあるけど、腹が据わるとえげつねぇぞ」
前々から何かと消太に対抗意識を燃やし、AB組合同の戦闘訓練ではしょっちゅう消太に食ってかかる閃走寺は、ひざしから見ても確かな実力を兼ね備えているものの、それが友人に対する侮辱を見過ごす理由にはなり得ない。
強者だからと言って、一方的に上から好き放題口にする権利はないはずだ。
「だったら普段から据えておけ、そんな腹は」
「そりゃまーそうなんだが。羨ましいね、単純で」
吐き捨てるように言った閃走寺の言い分に、揚げ足を取られたひざしが分かりやすく苛立ちを表情に滲ませていると、
「新人ども！ なに無駄話してる！ 戦闘開始だ！」
二人の前方＿＿＿少し前を飛行していた五体の飛行装置の上で、一人の男がこちらを振り返って声を張り上げた。
「即時現着！ 速攻鎮圧！ 我ら高火力ヒーローチーム、」
「「「バスターユニオン！！」」」
男の掛け声に続き、五人のヒーローの声が重複する。
バスターユニオン＿＿＿ひざしと閃走寺の二人を、この夏季休業期にインターン生として受け入れてくれたヒーロー事務所である。
音波を利用したひざしの個性「ヴォイス」と、掌から閃光弾を放出できる閃走寺の個性「ブラスト」はどちらも制圧力が高く派手な個性であったため、攻撃特化のこの事務所のお眼鏡にかなったというわけだ。
「総員、個性解放！ 出力全開！ 目標、前方の大型ヴィラン！」
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
