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「ホントだ、Aちゃん良かったねぇ」
パタパタと緩くはためく青い翼に目をやって、転弧もまた嬉しそうにふにゃりとその顔に笑顔を浮かべる。
「Aちゃんが嬉しいと廻くんも嬉しいやろうし、目良さんのサプライズは結果大成功なんやないと？」
先頭まで歩み出て来た啓悟がニッパリと白い歯を見せながら肘で目良の脚を突くと、彼は先程とは違う感情からまたしても自分の頬を掻いて微笑んだ。
「ふふ、そうですね。頑張った甲斐があって良かったです。お陰で僕の眠らずの労働の日々が報われたような気がしますよ」
「あんたの場合は睡眠不足がもうデフォだろ。そろそろ労基に訴えてこい」
鋭い突っ込みを入れる廻もまた、啓悟の指摘を受けてAの翼をしっかりと視界に捉えており、喜びを放出させる少女の後ろ姿に満足していた。
Aが嬉しいと自分も嬉しい＿＿＿それはやはりこのファミリー共通の感覚で、談話室の入り口付近の気温だけが数度上昇したかのように、部分的に温かな空間を作り出していた。
四人の子どもたちが目良の前で名前呼びを隠さなくなったのは、転弧が公安に引き取られてから数か月が経った頃の事。
日頃の癖で目良の前でポロリとAの名前を呼んでしまった転弧が、失言に気づき慌てて自分の口を両手で押さえたその時に、『目良さんも家族だから大丈夫だよ』と純度百パーセントの信頼を口にした少女の一言が発端だった。
公安では原則ヒーローをヒーローネームで呼ぶというルールが敷かれているのだが、目良は喉元まで出かかっていた注意をこくんと飲み込んで押し戻した。
家族なのだから仕方がない。自分の前でなら黙認しようと、シゴデキ男は臨機応変な対応を取ったのだ。
またの名を親ばかとも言う。
「どうですか、A？ ついつい張り切って部屋の飾り付けなんかもしちゃったんですけど、これが我ながらなかなかいい出来で……」
『すごいですね。これを目良さんが全部一人で？』
「そんなどうでもいい事に時間を割いてるから睡眠時間が確保出来ないんだろ」
「まあまあ廻くん、仕方なかよ。目良さんは仕事の丁寧さが売りな人なんやから」
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メケメケ(プロフ) - まめさん» まめさんお待たせしました〜！また読みにきてくれてありがとうございます！！😭 (5月5日 15時) (
レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってましたーーー！！！まじ一生愛ついてきます。 (5月5日 9時) (レス) @page39 id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - STELLAさん» ひーーん嬉しいです！😭更新頑張ります〜！！ (5月4日 21時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
STELLA(プロフ) - 更新待ってました!これからも頑張ってください!毎日楽しみにしています! (5月2日 19時) (レス) @page48 id: b056f6d001 (このIDを非表示/違反報告)
メケメケ(プロフ) - くじらさん» くじらさんありがとうございます！！GW突入しましたので、また更新張り切っていきますね！！！🔥🔥🔥 (4月27日 9時) (レス) id: 9f81822037 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メケメケ | 作成日時：2024年1月27日 16時
