ちいさな一歩 ページ4
大幅に寝坊した私はボサボサの髪のまま
駅から走ってバイトに向かった。
息切れをしたままホテルの裏にまわり、
エレベーターに乗り込んだ。
7階のボタンを押し、大きく息を吸い、呼吸を整える。
A 「はぁーーーー。」
前を向いた瞬間、
エレベーターは2階で止まり、扉があいた。
…白濱さんだ…
せっかく整えられた呼吸はまた荒くなり
心臓が途端に苦しくなる。
ここで…頑張れ私…
勇気を振り絞ってひとこと…
A 「おっ…おはようございます…」
すると白濱さんは大きな目で私を見て
口を開いた。
白濱 「ん、おはよ。」
しゃ…しゃべった…！！！！
白濱さんが私に…
おはようって言った…！！！
私が呆然としていると私の前にすっと腕が伸びてきて白濱さんは6階のボタンを押した。
ボタンを覗く横顔はめまいを起こしそうなくらい綺麗で。
狭いエレベーターにふたり、
ってことに気付いた時には、
6階までの時間が、とても長く感じた。
無言のまま…
3階…
4階…
5階…
6階…
白濱 「寝ぐせ、すごすぎじゃん笑」
そう言い残し、白濱さんはエレベーターを降りた。
こういう日に限って…
なんでエレベーターで会うかな…
終わった…
これが白濱さんに片想いする私の
ちいさな、ちいさな、一歩。
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しょこ(プロフ) - 莉愛さん» コメントありがとうございます！！更新もうしばらくお待ちくださいm(_ _)mよかったら他の作品も読んでみてくださいね！ (2018年3月23日 20時) (
レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - すごいです！しょこさん！恋愛小説が大好きな私には、最っ高です！頑張って下さい！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - ど根性ミカンさん» コメントありがとうございます…私ごとなのですが急に忙しくなってしまって放置してしまいました…頑張ります！！m(__)m (2018年1月19日 9時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
ど根性ミカン - 小説続き読んでみたいです！ (2018年1月17日 2時) (レス) id: e5e64673d2 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしたって言ってもらえるのがとても嬉しいです♪これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年9月17日 8時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこ | 作成日時：2017年9月7日 19時
