幻聴？ ページ21
Aside
わたくし岩田A。
今、全身の血の気が引くほど緊張しております。
目の前で白濱さんがビールを飲んで一言。
亜嵐 「あーっ！やっぱなんだかんだビール〜！」
なんて叫んでおります。
口の周りに泡が付いております。
かわいいです。
現場からは以上です。
さて、私がなんでこんなに緊張してるかというと
白濱さんと2人っきりでご飯に来ております。
1時間前。
バイトを終えて帰ろうとしていた私に白濱さんがひとこと。
亜嵐 「ねね、ちょっあと10分待って。
すぐ着替えるから、ね、待って。」
そう言って10分後私服に着替えた白濱さんは
「メシ行くよ！」って私の腕を引っ張って来てくれたのです。
亜嵐 「…何笑ってんの？なんか面白い？」
A 「いや、口の周りに泡…ついてるので…笑」
亜嵐 「えっどこ、」
A 「右下…」
亜嵐 「このへん？」
A 「ん…もうちょっと右！」
亜嵐 「んーーーー、もー取って！」
そう言って私におしぼりを差し出した白濱さん。
泡の付いたお顔で子犬のような目で見つめてくる。
ああ…この人やっぱり…
女の子慣れてるのかな…
なんて思いながらおしぼりを受け取って
テーブルに手をつき、身を乗り出した瞬間
いきなりおしぼりを持っていた右手を掴まれた。
白濱さんとの距離、30センチ。
そして。
亜嵐 「…かわいいじゃん」
私の右手を掴んだまま、白濱さんは呟いた。
え…
え…
私がびっくりして固まっていると
白濱さんは私の手からおしぼりをとり、
自分で口の周りを拭いた。
亜嵐 「さっ、何頼む〜？」
なんて何事も無かったかのように
真剣にメニューを眺める白濱さん。
さっきのひとことは…
幻聴…？
「かわいいじゃん」って
私はドキドキが抑えられないのを隠すように
慌ててメニューを覗き込んだ。
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しょこ(プロフ) - 莉愛さん» コメントありがとうございます！！更新もうしばらくお待ちくださいm(_ _)mよかったら他の作品も読んでみてくださいね！ (2018年3月23日 20時) (
レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛 - すごいです！しょこさん！恋愛小説が大好きな私には、最っ高です！頑張って下さい！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: 936ea7fe0b (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - ど根性ミカンさん» コメントありがとうございます…私ごとなのですが急に忙しくなってしまって放置してしまいました…頑張ります！！m(__)m (2018年1月19日 9時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
ど根性ミカン - 小説続き読んでみたいです！ (2018年1月17日 2時) (レス) id: e5e64673d2 (このIDを非表示/違反報告)
しょこ(プロフ) - ゆかさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしたって言ってもらえるのがとても嬉しいです♪これからもよろしくお願いしますm(_ _)m (2017年9月17日 8時) (レス) id: 5bc9c84813 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しょこ | 作成日時：2017年9月7日 19時
