合作「絶望世界と6人の騎士」

「大切な思い出」byマリン ページ9

「わかりました…ユグドラシル様…」

私はユグドラシル様の上に乗り、頂上にある綺麗な翠の水晶等を手に取りポシェットにしまい、

静かにおりた。

そして

「ユグドラシル様、皆今まで長い間、お世話になりました!!!!」

私は森中に響くくらい大きな声で泣きながらお礼を言った。

「いってらっしゃい…私の可愛い娘、マリンよ…」

「いってらっしゃい」

「元気でね」

「忘れないでね私達を」

「いつでもマリンを見守ってる。」

皆からの応援やあいさつを受けた私は泣きながら森を抜けた。

最後に…

「フラワーリース!!」

綺麗な花で作ったリースを皆にプレゼントして…









どれくらい走ったかな?

森はもぅ見えない。

でも、みんなの声は残っていた。

トンベリ「……」

な!?トンベリ!?

トンベリ「……絶望世界を…救ってあげて…それが…僕と…ユグドラシル…皆の願い」

え?

トンベリ「信用できるのが…君しかいないから…嫌なら別に…良いよ…」

嫌なら別に良い…か…

でもねとっくに決まっている。

「お願いトンベリ…私を絶望世界へ連れて行って…皆のためなら私はﾀﾋんでも良い…」

嘘なんかじゃない。純粋な私の気持ち。

トンベリ「ありがとう…困ったときは…僕の包丁。アゲル…」

「い、いいの?」

トンベリ「うん、お礼。頑張ってね。後ね、絶対に無事で帰ってきてね?マリン…」

「うん。約束だよ。トンベリ」

トンベリ「この穴に入ればいけるよ…ホントに…いいの?」

「勿論。行かせて?トンベリ」

トンベリ「いってらっしゃい」

「行ってきます、」

私は穴の中に入った。何処まで続いているか分からないくらい長くて

とっても真っ暗だった。

私は穴から出る直前、意識を失った。

トンベリside

…ゴメンなさい…やっぱり僕も行きたい。

僕はマリンが入ったであろう穴に飛び込んだ。

マリンを守らなきゃ…最後のユグドラシルのお願いなんだ…



っ…?

此処は…?

あ、マリン何処?

「マリーンマリーン!!」

うーん…どこにいるのかな?

トコトコトコ…

「こ、ここは…!」

冥界の砦…

あ!マリン!!

「起きてよマリン!マリーン?起きないと包丁で…」

キランッ☆←

僕の包丁がキランと光った、この効果は…?

「はわわわわっ!!起きるから、お願い!!ってトンベリか〜びっくりしたよ〜」

「主様ー!!よかった無事で!」

ホントによかった

「ぬ…主様?まぁいいけど…トンベリも無事て何よりだよ。此処は?」

確かに気になるよね。

「ここは___」

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