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正直、顔を近づけられるのはあまり得意ではない。
だからせめてもの抵抗として……と、彼と私の顔の間に手で壁を作った。
「てめえ舐めてんのか」
べりっと壁をはがされ、彼の赤く大きな瞳を間近で見てしまう。
まつ毛長いな、と思った途端、その顔のきれいさに愕然とした。
肌はきめ細やかで全体的に色素の薄い彼は、黙っていれば、黙ってさえいれば儚さを感じさせる。
………無理だ。これ以上は致死量。
彼の顔が意外にもきれいなことに気が付いてしまい、私は耐えきれずうつむいてしまう。
顔が熱い。
すると彼は、私の顎を乱暴につかみ、無理やり上を向かせた。
「な、」
「……てめえ、ほっぺがやわらかいやつなら誰でもいいんかよ」
「へ、」
あの爆豪くんが『ほっぺ』と言った。一気に彼の印象が変わる。
……いやいや、かわいいなんて思ってないから。
――しかし、それを上回る発言だった。
驚きで目が丸くなる。
「誰でも、いいってわけじゃ……ないけど」
ぎこちなく言葉を紡いだ。
「じゃあ何でデクを触ってんだよ」
「ええ………じょ、上質なほっぺだなって思って…」
真っすぐ見つめられるから、思わず目をそらしてしまう。
「よそ見すんじゃねえ」
けれど、爆豪くんはそれを許してくれない。
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イレイザー - すみませんがお二人の結婚式はいつですかね?← (7月10日 10時) (
レス) @page40 id: 02dd4ce782 (このIDを非表示/違反報告)
月見おはぎ - ひので様の綴る可愛い爆豪君が、好みのど真ん中です。今作も最高でした、有り難う御座います。 (2021年9月8日 9時) (レス) id: f413eaa44e (このIDを非表示/違反報告)
赤の黒犬 - 爆豪の拙い行動に萌えが爆発しました。もうホント尊いですね。綺麗な展開で見ていて楽しかったです! (2021年8月3日 21時) (レス) id: d5158b45c8 (このIDを非表示/違反報告)
ひので(プロフ) - べぺらさん» 迷惑だなんてとんでもないです…！わーっ嬉しいお言葉もありがとうございます、続編考えてみますね…！ (2020年1月5日 9時) (レス) id: e50bebed3f (このIDを非表示/違反報告)
べぺら(プロフ) - 今更感すごくて迷惑だと思うけど好きです,！,,続編希望します！,,,, ごちそうさまでした,,, (2020年1月2日 22時) (レス) id: 2084ff8182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひので | 作成日時：2019年7月26日 7時
