■充電-50%- ページ6
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流星と離れてから2週間が経った。
お互いに忙しい日々が続いていて、
LINEの頻度も前より少し下がった気がするけど、
電話は毎日してる。
寝る前の1時間ちょっと。
流星と電話している時が、
今の私にとって一番の憩いの時間。
.
.
平野｢おはよ。｣
｢あ、おはよー。｣
.
平野くんとのプロジェクトも本格的に動き始め、
ほぼ毎日のように顔を合わせている。
.
｢えっ、そんなに紅しょうが入れるの…？｣
平野｢うん、こっちのが美味しいから。｣
｢えー…、｣
平野｢食べてみな？｣
.
お昼に牛丼を食べていた平野くん。
大量に紅しょうがを入れているので、
思わず突っ込んだら、食べてみろと器を渡してきた。
.
｢………………やっぱ辛いよ…！？｣
平野｢えー？……、
…………あれ、本当だ、入れすぎた…。｣
｢もう、しっかりして笑｣
.
話し合いを重ねていくにつれ、
改めてこのプロジェクトが大きなものであると思い知り、
少しプレッシャーに負けそうになる。
でも、平野くんと一緒だからなんとか頑張ろうって思える。
.
.
平野｢そう言えば昨日、流星から連絡あってさ。
Aのことよろしくーって。
声が若干不満そうだったけど。笑｣
｢不満そう？｣
平野｢うん、本当は自分が側にいたいんだろうな。
Aちゃんも早く会いたいでしょ？｣
｢…まあ流星も忙しいし、仕方ないよね。｣
平野｢あれ、Aちゃんって意外とさっぱりしてるタイプ？｣
｢……………というか、
そう言い聞かせてないとやってらんない時がある…。｣
***
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年7月12日 23時
