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流星｢…あ、またすぐそういう顔する。｣
｢…なによ。｣
流星｢煽ってくるのは無意識なの？｣
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ちゅぅ…っとやらしい音をたてて頬にキスされる。
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流星｢前はさ、正直不安だったの。
…Aは俺の事恋愛対象として
好きじゃないんじゃないかな〜…って。｣
｢…ぇ、｣
流星｢俺が好きなようにAが俺のこと好きな自信なくて、
やっぱ違ったかも、って言って、
振られるんじゃないかなって。｣
｢…そんなこと！｣
流星｢でも最近は、…すっごい伝わる。｣
.
.
流星｢…A、俺のこと好きなんだなって。｣
｢…/｣
.
おでこをｺﾂﾝ、とくっつけながら
至近距離でそんなことを言われて、
もう恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。
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流星｢…ま、俺の方が好きだけどね。｣
｢…私の方が好きだし。｣
流星｢じゃあ俺のどんなとこが好き？｣
｢えっと、
………って、それ言わせたいだけでしょ？｣
流星｢…バレたか。笑｣
.
あとちょっとだったんだけどな〜、
と言いながら私の体を抱き上げて膝の上にのせた流星。
向かい合わせでぎゅってされるみたいな体勢で、
さらさらと髪の毛を撫でられる。
一度離れ離れになって寂しい思いをしたことで、
何気ない日常が凄く凄く幸せに思えた。
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｢…真面目で、誰に対しても誠実なところ。｣
流星｢…？｣
.
｢優しくて、面倒見が良くて、人に愛されるところ。
ストイックで、自分に厳しくて、芯が強いところ。
でもちょっと不器用で、実はイタズラ好きで、
意地悪な事も言うし、余裕ぶってムカつくとこもあるけど、
いつも、私の味方でいてくれるとこ…。｣
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年7月12日 23時
