にゃんにゃん。2 [×hk]

＊ ページ18

「「「…」」」


有「えっ…終わりだけど…」


薮「…いいっ！めっちゃ大ちゃんっぽいけど！」


高「2人幼なじみだから毎日いっしょに登校してるしね。想像しやすかった。」


伊「どー てーな大ちゃんが考えそうな妄想だね。」


有「やめろ！」


伊「じゃあ、次は〜俺ね〜。」


有「主催者がもうやるんかい！」


伊「設定としては教室。俺と光は同じクラスで席が1番窓側の後ろの席の前後なの。」


薮「現実でもそうじゃね？」


伊「急遽自習になって用意されたプリントを後ろの席の光とやるんだけど…とっくに解き終わった俺は必死にやってる光を見つめてるのに、全く気づかないの。…で俺はだんだんキスしたくなって。」


高「ここまでのリアリティがすごい。」


伊「で、やっと半分終わった〜って顔上げた光に思わずキスしちゃうの。ポカンとする光もだんだん涙目で顔真っ赤になって、バカじゃないの！？こんなところで…って怒るわけ。」


有「あー想像しただけで可愛い。」


伊「じゃあ、教室じゃなかったらいいの？って聞いたら、そういうわけじゃ…ってモジモジし始めたから、それをあえて無視して残りの問題やりなって言うの。で、ペンを動かそうとする光に…」


高「光に？…あ、光くんに？」


伊「もし光が10分以内に残り全部解けなかったら俺とここでもう1回ちゅーね。って。」


有「うっわあ鬼畜！ヒカ10分で絶対解けないじゃん！」


伊「まあね。光はもう泣きそうなんだけど、10分で解き終わればいいんだよ？って声かけたらじゃあやるって言うの。負けず嫌いだからね。」


薮「で、結局どうなったんだ？」


伊「結局、もうちょっとって所で時間切れ。ヤダヤダ言う光に早くって目つぶって急かすと、小さい声で一瞬だからね。って言って、教科書で隠してちゅって！」


「「「うわ〜！」」」


伊「それでそれで、最後に顔を真っ赤にしてまたまた小さく呟くの。」



《こんなたくさんキスしてるのいのちゃんだけなんだけど…》



薮「いや〜〜思った以上にいいわ。」


有「ね！でも現実では難しくない？」


高「まあ、同じクラスの伊野尾くんだからできる妄想だよね。」

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