＊ ページ15
『ちー、お風呂沸かしてあるよ？』
「うん…その前にさ…」
そう言うとスタスタとキッチンに戻って、冷蔵庫を開けるちー。
「その前にご飯食べたいんだけど…」
『え…』
ちーの手にはラップに包まれたお皿。
「僕のために作ってくれたんでしょ？」
『え…でもお腹すいてるの？』
「ヒカが作ったものだったらいくらでも食べれるよ。」
『ちー…』
少しぼやける視界を無視して、ちーのもとへ行く。
「あとこれ…」
『あ…それはダメ！』
「なんで？」
『なんでってさっき落としちゃったから…』
次に取り出したのはついさっきちーの前で落としてしまったケーキ。
箱から取り出されたそのケーキはおめでとうプレートが生クリームでほぼ消えていた。
テーブルに置かれた、ご飯とケーキはお世辞にも美味しそうには見えなくて。
『ごめんね。こんなの食べさせて…』
「僕が食べたいんだからいいの。」
『…本当？いいの？』
「うん。」
『ありがとう…じゃなくて！』
そうだ。肝心な事を忘れていた。
『ちー。』
「ん？」
『あのね…』
2人きりになってからずっと言えてなかった。
『お誕生日おめでとう…！』
静かな部屋に響く俺の声。
やっと言えた。思わず頬を緩ませながらちーを見ると、ちーも同じ顔をしていた。
「ありがとう。もう…やっと笑った。泣いた跡あるんだもん。」
そう言って、ちーはさっきニットで拭った目の辺りをやさしくなぞった。
「遅くなってごめんね。」
首をブンブン横に振ると、クスッと笑うちー。
少し見つめあって手が重なって肩が並んで唇がくっついた。
『あ、あとでプレゼント渡すね！』
「え〜？ヒカじゃないの？」
『何言ってんの！？違うし！』
「ふーん？」
『べ、別にあげられない事はないけど…』
「ふふっ…本当可愛いなぁ。」
じゃあ楽しみにしてよー、ってちーが笑う。
そんなちーに大好きだよって、今日は素直に言ってみる。
あのね、大好きだよ。
おめでとう。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
あ〜やっぱり日付超えちゃった〜と書いている時になったので、急遽そう言う風なお話にしてみました。すみません。
改めまして、ちねんくんお誕生日おめでとうございます。いつまでもアイドルの鑑なちねんくんでいてください！
誕生日おめでとう。[yb×hk]→←2人だけの時に。[cn×hk]
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benten20040310(プロフ) - はじめまして！A子とB子、がちで私の周りにいそうでこわいくらい面白いです、笑笑 続編結構書いてくださってて本当に読んでて楽しいです！！！！ ずっと応援してます！！！！ (2018年5月31日 0時) (
レス) id: 641dc2321d (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - はじめまして、いつも楽しく読ませていただいてます！たかひか！光くんかわいすぎます！ありがとうございます。 (2018年4月29日 6時) (レス) id: b4b8522ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ちかちゃん - やまひかをありがとうございます。ぜひ拝ませて下さい。年明け早々にいいもの見たです。やっぱり光はにゃんこなんだよなー。そして山田が良いです。ヘタレじゃないけど、っぽいところとか、ありがとうございます。 (2018年1月13日 0時) (レス) id: be1cc30b1b (このIDを非表示/違反報告)
にゃん(プロフ) - BEST×hk来たー！ お待ちしておりました！ 今回もめちゃめちゃ面白かったです！！各BESTさんとひかるくんの関係が上手く表現されててみゅーこ様の天才っぷりがハンパないです！シリーズ化して欲しいです〜！！ (2017年12月12日 22時) (レス) id: 653835093a (このIDを非表示/違反報告)
やぶひかLOVE(プロフ) - BESTの妄想面白かったです!ぜひまたやってください (2017年12月12日 21時) (レス) id: f4b1297a10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーこ | 作成日時：2017年10月20日 10時
