にゃんにゃん。2 [×hk]

＊ ページ13

息を飲むとはこういうことを言うのだろうか。


下から上まで何度も往復して見る。
黒のプリーツスカートに黒のニーハイ。

光さんのまっすぐで細い脚にこの、この、


「絶対領域！！！！」

『うるさい。…ねえ、見すぎ。』

「そりゃ見るよ！綺麗だもん！」


そう言うと、光さんは顔を真っ赤にしてベッドに座り込む。

ああ〜座っても良い〜！そう言うと弱々しいパンチが腹に当たる。


「エ ロいな…」

『言うな！』

「エ ロい気分になってきたわ…」

『もうやだ…』


ベッドに座る光さんの前にしゃがんで、ニーハイの上から脚をなぞる。


『ひぃっ…ダメダメダメ！もう脱ぐから！』


やっぱり光さんてバカだなあ。
逃げてる先はベッドなのに。

それを追うようにベッドの上に乗っかる。

身を捩って後ずさりする光さん。
その動きがこっちをその気にさせてるのわかってる？


「もう脱ぐってことは…そういうことでしょ？」


ニーハイを少しずらしてパチンとする。
ああ、でも脱がさないでするのもアリだな。


『っ！ダメ！明日仕事って言ってたじゃん！！』


覆い被さる俺の胸を押す光さん。


「だーいじょうぶ。逆に俺元気になるから！」

『え、本当…？明日元気に仕事行けるの…？』

「うん！行ける！」


ああ、光さん本当にごめんね！

でも元気になるのは本当だからね！


『…なら、いいよ…』


チョロい！

俺の胸を押していた手をだらんと身体の横に置き、顔をそらす光さん。

綺麗な首筋が露わになって思わず口付ける。


チョロいチョロい言ってるけど、誰かにこんな姿見せていたらと思うと怖い。



こんな格好になるのもこんな顔になるのも俺の前だけだよね？

結局ミニスカもニーハイも履いたまま。


その危険な領域には赤い華を咲かせておく。



光さん。


チョロくていいのは俺の前だけだからね？



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

最後少しホラー気味になりました！
絶対領域が好きなやまだくんで作りたくて急いで書いたので、変な部分もありますが。
やまだくんの束縛気質書いてみたかったんです！

あとチョロいって言葉少し悪く聞こえるかもしれませんが、そこはごめんなさい。

やまだくんは最近光くんのこと可愛い可愛い言ってるので密かに沸いてます。


コメント、お気に入りありがとうございます！

2人だけの時に。[cn×hk]→←チョロいって怖い。[ym×hk]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す