12. ページ13
hk side
「もしかして…宏太関係、とか？」
「2人のことなら、僕応援するよ。」
初めて2人っきりでご飯。
いつもは集中してやる仕事もどこか上の空で。その時間が来るまでずっとそわそわしていた。
急いで予約した行きつけの和食屋さん。
知念も気に入ってくれたみたいだった。
緊張したけど思った以上に喋れたし、楽しかった。
また行こうねって言ってくれた。
俺的には一歩前に進んだと思ったが、
同時に一歩…いや、二、三歩下がった。
知念が俺の恋を応援すると言った。
勘違いされた相手との。
知念の笑顔を見たら、違うって言えなかった。
本当は知念だよって言えるはずがなかった。
顔が辛そうに歪んでいく知念しか想像できなかった。
喉元がきゅうっと苦しくなった。
知念と別れてタクシーに乗り込むと、スマホには数件のメッセージ。
《daiki：どう？順調？》
大ちゃんからだ。
順調も何も無い。逆に停滞してるわ。
そう送るとすぐに既読がついて、タクシーを降りる頃にはタイミング良く電話がかかってきた。
大ちゃんどっかから、俺のこと見えるのか？
『…もしもし。』
大「もしもーし！ヒカ？知念は？」
『もう別れて、今1人。』
大「そのテンションだと何かあったみたいだね？」
大ちゃんの声を聞いたら、さっきまでの出来事を隅から隅まで話していた。
大「そっかそっか…まあでもさ！まだフラれたわけじゃないから！」
大ちゃんの慰めの言葉に胸が痛いです。
『うん…うん。じゃあね、大ちゃん。』
結局俺は何がしたいんだろう。
スマホから耳を離すと、夜空に向かってため息を一つついた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 180人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あゆ(プロフ) - 一気に読ませていただきました！大好きなひかゆりがかわい過ぎる(*´ω｀*)書いていただきありがとうございます。 (2019年2月24日 3時) (
レス) id: 3211d62e26 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しいさん！遅くなりごめんなさい！最後まで読んでいただいてありがとうございました！ (2018年10月30日 19時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと自信のない光くんが最後は男らしく引っ張ってくれる知念くんと報われてよかったです(*^^*)番外編や他のお話も楽しみにしています。お疲れ様でした！ (2018年10月24日 17時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しい様！ありがとうございます(´；ω；`)少しずつですが更新していくので、お暇な時に読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年4月23日 0時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - ずっと楽しみにしていたので更新嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ)就活頑張ってください！ (2018年4月22日 11時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みゅーこ | 作成日時：2017年10月17日 10時
