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鍋がグツグツ沸騰するのを見つめながら頷く。
せっかく2人でご飯なのに、他の人の話を聞くのか。
…自分がきっかけなのに…自業自得。
『…ごめん。』
「え？」
『俺、知念に嘘ついてた。』
下唇を噛んで、また泣きそうになるヒカが湯気の向こうで見えた。
嘘？
『…薮の事、本当は好きじゃない。』
あ、メンバーとしては好きだけど！なんて焦って訂正するヒカ。
好きじゃないんだ…
「え？好きじゃない！？」
『う、うん…一生懸命薮の事教えてくれる知念にだんだん言いづらくなって…ごめん。』
「嘘だったの！？」
自分には似つかわしくない驚いた声が響く。
ちょっと待って。
それが嘘って。
「じゃあ…なんで僕をご飯に誘ったの？」
『え…あの、その』
「嘘なら本当は何？」
思わず前のめる僕に、目を泳がせている。
ヒカごめんね？僕、鈍感じゃないからヒカの考えている事たぶんわかる。
それでも僕より可愛いと思えてしまった、宏太に取られたくないと思ってしまったこの気持ちに鈍感になりたくない。
『ち、知念とご飯に行きたくて…』
店のBGMに負けそうなくらい小さな声が聞こえてきて、思わず向かいの席からヒカの隣に近づく。
「何で？何で僕と行きたかったの？」
ほぼ誘導尋問になっちゃうのは許してほしい。
だけどヒカの言葉を聞きたくて。
『知念の事が…ずっと好きだったか…んんっ』
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あゆ(プロフ) - 一気に読ませていただきました！大好きなひかゆりがかわい過ぎる(*´ω｀*)書いていただきありがとうございます。 (2019年2月24日 3時) (
レス) id: 3211d62e26 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しいさん！遅くなりごめんなさい！最後まで読んでいただいてありがとうございました！ (2018年10月30日 19時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - 完結おめでとうございます！ずっと自信のない光くんが最後は男らしく引っ張ってくれる知念くんと報われてよかったです(*^^*)番外編や他のお話も楽しみにしています。お疲れ様でした！ (2018年10月24日 17時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
みゅーこ(プロフ) - しいさん» しい様！ありがとうございます(´；ω；`)少しずつですが更新していくので、お暇な時に読んでいただけたら嬉しいです！ (2018年4月23日 0時) (レス) id: 2d542e95d4 (このIDを非表示/違反報告)
しい(プロフ) - ずっと楽しみにしていたので更新嬉しいです(*ﾟ▽ﾟ)就活頑張ってください！ (2018年4月22日 11時) (レス) id: 15b0148a93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みゅーこ | 作成日時：2017年10月17日 10時
