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流星｢おつかれ。｣
｢……あ、ありがと。｣
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はい、と渡されたのは
私の好きなレモンティーのペットボトル。
CMの撮影を無事に終えて、今は楽屋に流星と2人きり。
結局ふうちゃんは帰る直前まで流星に抱っこされたままで、
バイバイしたくない〜！ってぎゃん泣きしていた。
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流星｢Aちゃん、｣
｢…｣
流星｢なんでそんなご機嫌ななめなの？笑｣
｢…別にご機嫌ななめじゃない。｣
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流星｢ぎゅってしてあげよっか。｣
｢…いい、いらない。｣
.
あ…、可愛くない。
口に出してから、咄嗟に自分でそう思った。
素直に、それこそふうちゃんみたいに、
可愛くお願いすれば良かった。
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流星にも呆れられちゃったかも…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿…なんて思っていたら、
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流星｢じゃあ俺がしたいからさせて？｣
｢…ちょ…、わっ…/｣
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やや強引に手首を引かれて、
すぽっ、と彼の胸におさまった私。
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流星｢今日はあんまAと喋れなかったから、
…次の仕事までチャージさせて。｣
｢…ん…。｣
流星｢…最後の方全然話しかけてくれないし。｣
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寂しかったんですけど、
と言いながらもおでこをｺﾂﾝ、とぶつけてくる流星。
鼻と鼻がぶつかってしまいそうなくらい近い。
.
｢…ごめん、…ちょっとヤキモチ妬いてた。｣
流星｢…うん、知ってる。笑｣
｢…/｣
流星｢4歳の子相手でも妬いちゃうんだね？｣
｢…うるさい…/｣
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年8月2日 17時
