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流星に抱っこされてご機嫌なふうちゃん。
でもすぐに流星がスタッフさんに呼ばれてしまった。
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｢ふうちゃん、お姉ちゃんのとこおいで！｣
“…や！”
｢や！って言われた…。｣
流星｢ははっ｣
｢ちょっと笑わないでよ…！｣
“やだ！ふうちゃんりゅうせいくんがいい！！”
｢んー…、それは分かるけど、流星くん呼ばれちゃったから、
ちょっとだけお姉ちゃんで我慢してくれる？｣
“やだぁ〜…”
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こんなに拒絶されるとさすがにショック…、
それを見て流星は笑ってるし…！
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流星｢ふうちゃん、すぐ戻ってくるからいい子で待ってて。｣
“…う〜…”
.
まだまだ顔は不満そうだけど、
大好きな流星にお願いされたふうちゃんは
仕方なく私に抱っこさせてくれた。
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“はやく来てね！”
流星｢うん、分かった。｣
｢…行ってらっしゃ〜い｣
流星｢…頑張れ。笑｣
｢笑うな…！｣
.
くしゃ、っと私の頭を撫でてから
スタッフさんのとこに行った流星。
しかしその様子を見ていたふうちゃんは
更に不機嫌になってしまった。
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｢ふうちゃん、チョコレート食べる？｣
“…いらない”
｢…あ、じゃあお絵描きしよっか！
お姉ちゃん、絵描くの上手なんだよ〜？｣
“しない”
.
…わあ、声にまで不機嫌が現れている。
.
｢…お姉ちゃんのこと、好き？｣
“…きらい”
｢…えっ、なんで…！？｣
.
“……だって…、お姉ちゃん、
さっきりゅうせいくんに…、ちゅってされてた…”
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作者名：紙兎
| 作成日時：2020年8月2日 17時
