legato ＊ HC (ページ8)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:39,134 hit

8.朝ページ8

もう外が明るい。ベッドから出て準備しなきゃいけない。それは分かってるんだけど眠いし寒いし出たくなーい！！
布団の中でモゾモゾしながらケータイを見ると、ちょうどそのタイミングで着信音が鳴った。

「おはよー。リョウクオッパ？どうしたんですか？」
RW『おはよう。ごめんねこんな朝から。A、昨日ヒチョルヒョンと連絡先交換してたよね？』

リョウクオッパの声の後ろでドンガラガッシャンと何か物音がする。ついでに誰かの声と悲鳴も。

「連絡先？ああ！ケータイ貸せって言われた！ちょっと待ってくださいね」

アドレス帳を調べて見ると【ヒチョルオッパ】と登録されている連絡先を発見。読み仮名は【うちゅうのだいすたー】だ。

「あった！オッパ登録してくれてたんだねー」
RW『気づいてなかったんだね』
「なんとなくそうかなって思ってたけど、言われるまで忘れてましたーありがとうございます！」
RW『忘れ……そっか。えっと、僕から言うのはなんだけど、一応ヒチョルヒョンは先輩だし……』
「はい！私から連絡します！」

リョウクオッパ優しい～！連絡先教えてもらっておいて挨拶の一言も無しなんて後輩としてかなりダメだよね。

RW『あ、うん。よろしく』

ついでにお料理を教える約束をして電話を切る。

さて。電話……いや、この時間だしメールでいいか。

ヒチョルオッパ、Aです。昨日はありがとうございました。打ち上げ参加できなくてごめんなさい。次は参加しますので！今日もお仕事がんばりましょう。あんにょん！
……これでよし。送信！！

送信して数秒、直ぐに着信音が鳴り響く。

「もしもし？」
HC「ヤー！！遅いぞA！！」

オッパは反応早いですね。言葉ではそう言っているけど、怒っている気配はない。良かった。

「ごめんなさい。おはようございます、ヒチョルオッパ。昨日は打ち上げ楽しかったですか？」
HC「おう。お前、今日仕事は何時までだ？」
「えっと、今日はレッスンだけだから20時には終わると思いますけど」
HC「分かった。迎えに行くから準備しとけ。じゃあな」

ブチッ。
プープープー。

ええ？